練馬区長あいさつ【練馬区独立75周年(庁内放送)】
前川 燿男 練馬区長 あいさつ
ご来庁の区民の皆様、職員の皆さん、おはようございます。区長の前川燿男です。
本日8月1日は、練馬区が板橋区から分離、独立した75回目の記念日です。この日にあたり、練馬区を代表して、一言御挨拶を申し上げます。
昭和22年の独立当時、人口11万の近郊農業地域であった練馬区は、今や人口74万の大都市へと変貌を遂げました。自主自立の気概に富む先人の皆様が、分離独立の道を選び、営々と努力してこられたからです。練馬区の誕生から今日まで、区の発展に御尽力頂いた区民の皆様に心から敬意を表したいと思います。
今、日本はかつてない危機的な状況にあります。世界の先頭を切って少子高齢化が進み、日本経済が衰弱するなかで、コロナ禍とロシアのウクライナ侵略の直撃を受けました。それに加えて、安倍元首相の事件が起きました。我が国であのような蛮行が行われたことに、大きな衝撃を受けるとともに、強い憤りを覚えました。日本がこの先どうなってしまうのか。名状し難い不安な思いをしているのは私だけではないと思います。
そうしたなか、去る4月17日の区長選挙で区民の皆さんに信託を頂き、引き続き3期目の区長を務める事になりました。改めて、私の区政に寄せる区民の皆さんの期待を身に沁みて感じた次第です。お約束した「改革ねりま第Ⅲ章」を必ず成し遂げなければならない。全国の先頭を切って進む自治体行政を実現したい。固く心に誓っています。
私は、引き続き改革の取組みを続ければ、練馬区は今後、益々発展すると確信しています。御存知の通り、来年にはハリーポッターの施設がオープンします。年間200万から300万人の来場が想定される一大プロジェクトです。加えて、美術館の拡張、稲荷山公園の整備、石神井公園駅南側の再開発、大江戸線の延伸、西武新宿線の高架化など、大きなプロジェクトが目白押しです。練馬区は更に発展する好機を迎えており、藤井議長をはじめとする区議会の皆さん、区民の皆さんと力を合わせて、全力を尽くしたい。御理解、御支援を心からお願い申し上げます。
最後に一言、敢えて付け加えさせて頂きます。現在、コロナの感染急拡大が続いています。区内の一日当たり感染者数も過去最多を更新しました。感染防止や重症化予防にはワクチン接種しかありません。特に30代以下の方の3回目接種率が約5割に留まっています。自分と大切な人や社会を守るためにも、今こそワクチン接種をお願いします。併せて、3密の回避、人と人との距離の確保、場面に応じたマスクの着用、手洗いなど基本的な感染防止対策を引き続きお願いします。
結びに、これまで練馬区の発展に御尽力頂いた多くの皆様に、重ねて感謝を申し上げ、独立75周年にあたっての挨拶といたします。御清聴、有難うございました。
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