豊洲へ“引っ越し”で市場ストップ、サンマ空輸する店も
“日本の台所”築地市場がついに今月6日、営業を終了し、豊洲市場は11日にオープンします。市場移転はどんな変化をもたらすのか、都内の寿司店などでは引っ越し作業による影響も広がっています。
今月6日、83年にわたる歴史に幕を閉じた築地市場。およそ900の業者が24時間態勢で豊洲への引っ越し作業を進めています。
「午前5時過ぎです。
築地市場を出発したターレが豊洲に移動していきます」(記者、7日)
豊洲市場の開場は今月11日。その間、市場が休みとなるため、飲食店などには、こんな影響が・・・
「魚は全部築地ですね、野菜も築地ですね、全部築地です」(鮨艪KAI 山本成彦 店主)
コメ以外はすべて築地から仕入れてきたという東京・渋谷区の寿司店。
「お電話ありがとうございます。8日から11日まで築地移転のため、臨時休業いたします」(鮨艪KAI 山本成彦 店主)
8日から4日間の臨時休業を決めました。
「良いものを使わないと。やっぱり思い切って今回はお休みしようと思って」(鮨艪KAI 山本成彦 店主)
こちらの東京・練馬区の鮮魚店も、大部分の仕入れを築地に頼ってきましたが・・・
「特別に航空便で仕入れたもの」(魚屋「旬」 渡部 博 店長)
北海道から空輸でサンマを仕入れました。値段はどうしても高くならざるを得ず、8日はサンマ1本290円で販売しています。
「同じサイズの相場でいうと、100円くらい違う」(魚屋「旬」 渡部 博 店長)
豊洲への市場移転は今後、どんな変化をもたらすのでしょうか。豊洲市場の最新の設備や衛生面を評価する声の一方で、立地や使い勝手について不安の声も上がります。
「場所がものすごく狭いんですよ。今までやっていた店舗の半分くらい。(交通の便が悪く)皆さんが果たして、ここ(豊洲)まで来ていただけるのか」(水産仲卸業者)
開場まであと3日。「築地ブランド」のたすきを豊洲に繋ぐことはできるのでしょうか。(08日16:32)
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