「としまえん」閉園まで残り1か月 新型コロナ感染拡大が心配、でも行きたい

東京・練馬区にある遊園地「としまえん」が、2020年8月31日に閉園するまで残り1か月となった。

一方、東京都では新型コロナウイルスの感染者が、7月31日に463人と過去最多を更新した。刻々と迫るとしまえんの閉園日だが、感染拡大が深刻化する中で、ツイッターには「最後に行きたかった」と別れを惜しむ声が多く挙がっている。


「今のコロナ禍はあんまりな状況だなあ」

1926(大正15)年に開業したとしまえんは、地元を中心に多くの人から長年愛されてきた。園内には、遊園地に欠かせない各種乗り物に加えて大型の木製立体迷路や昆虫館、ペットと触れ合えるエリアなどが展開されている。

しかし、新型コロナの影響で2020年3月末から休園し、6月12日に8月いっぱいでの閉園を発表。新型コロナの感染拡大予防への対策を講じつつ、6月15日に営業を再開するも、すでに残り2か月半だった。

ツイッターには、「閉園する前にとしまえん行きたいけどコロナ増えすぎてるかな〜」、「幼少期からの思い出が詰まってるんだ…コロナやばくて閉園までにとしまえん行けそうにない」などの書き込みがみられる。中には

「としまえん、西東京で90年も続いた遊園地の最後には今のコロナ禍はあんまりな状況だなあ。切ない」

と、同情する声も上がっている。

「94年間、ありがとうございました」

J-CASTトレンドは20年7月31日、としまえんに取材した。広報担当者は、新型コロナウイルスが感染拡大する中での残り1か月の営業について「感染予防対策をしっかりと講じた上で、営業を行っていきたい」とした。

としまえんでは、客にマスク着用を呼びかけるとともに、消毒液を設置。状況によっては入場制限をかけるなど、あらゆる感染対策を取っている。

担当者は、地元の人やこれまで足を運んだ客に向けてメッセージを出した。

「8月31日をもって閉園いたしますが、(最後まで)としまえんでの思い出、記憶を脳裏に焼きつけるつもりで楽しんで頂けたらと思います。多くのお客さまに支えられ、ここまで営業できた事に感謝いたします。94年間、ありがとうございました」。

引用元:BIGLOBEニュース

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