教えたくないけど教えたい!石神井公園の実力派イタリアン『久保田食堂』で野菜にときめくテイクアウト
はっとするほど美味しい野菜たち。テイクアウトでここまで満たされるとは…!
石神井公園駅のパークロード商店街に入ってすぐ、まなマート向かいのビルに『久保田食堂』はあります。
お店が多く人も頻繁に行き交う場所なので、知らなければうっかり通り過ぎてしまうかも。
赤い看板を見つけたら、迷わず奥のエレベーターで3階へ。
「えっ、こんなところにイタリアン?」と若干不安になる雰囲気ですが、安心してください。
意外なほど明るく、温かみのある雰囲気の店内。
女性のお客さんが多いのも納得です。
キッチンを覗くと、オーナーシェフの久保田さんが会釈してくれました。
この場所にお店を出された経緯を伺ったところ、以前石神井公園で営業されていた『イル・カナアレ』というイタリアンレストランがきっかけだそうで。
残念ながらもうずいぶん前に閉店されているのですが、手の込んだ本格的な料理が食べられるお店だったよう。行ってみたかったな…。
『久保田食堂』さんのお料理もとても手が込んでいて、一品一品丁寧に作られているという印象です。
特に注目すべきは野菜。
看板にも “野菜イタリアン” とある通り、野菜をふんだんに使用したメニューがたくさん。
無農薬にこだわった契約農家を始め、地元で採れたもの、三浦野菜など、どの料理も本当に惜しげもなく野菜が使われているんです。
それならサラダは必須でしょ!ということで、ランチのテイクアウトメニューの中から “おまかせグラタンのサラダセット(税込1500円)”をチョイス。
電話で事前に注文していたので、待つことなくスムーズに品物を受け取ることができました。
どうしよう、紙製の容器に書かれたカタカナがもう美味しい…。
開ける前からワクワクが止まりません。
自宅なのになぜか興奮して立ったままオープン。
「わ、これはすごい!!」
大袈裟でも何でもなく、絵画のように鮮やかな色彩。
これを目にしてときめかない人がはたしているでしょうか。
なんかもう、あんまり綺麗で溜め息が漏れます。
レンコンやカブ、水菜、人参、セロリにダイコン…。
把握しきれない程の種類の野菜がこれでもかと詰まっています。
そしてどの野菜も味がめちゃくちゃ濃い。
生のままだけでなく火を通したりピクルスにしたりと、素材の味を引き出すような調理がされているので、一層味わい深いんです。
ボリュームたっぷりで食べ応えもあります。
サラダだけでお腹いっぱいになっちゃうんじゃないかっていうくらい。
ドレッシングはとってもフルーティーですりおろした素材の食感が感じられるタイプ。
爽やかな酸味に食欲が刺激されます。
この小さな紫のカブの葉、ほんのり苦味があって本当に美味しかったなぁ。
この日のグラタンはトマトベース。
おまかせなので、その日によってメニューの内容が変わるのがまた楽しい。
こんがり焼き目の付いたチーズの下からは、ここにもかとたくさんの野菜たちが。
トマトベースのソースにかぼちゃってこんなに合うんだ!と新たな発見でした。
野菜の出汁を存分に吸ったペンネもたまりません。
『久保田食堂』さんでは全ての料理に自家製の野菜ブイヨンが使われているそう。
これが繊細で奥深い味の基礎になっているわけですね。
大きな肉の塊がいくつも入っていました。
これがラム?と驚いてしまう程全く臭みもなく、とにかく柔かい。
口の中で繊維がホロホロと解けていきます。
スプリングラムとは1年のうちで最も旬の時期のラム肉のことだとか。
すごいぞ旬のラム。
これはもう全面降伏の美味しさです。
「参りました~!」
欲望に負けた私がコソコソとキッチンにワインをつぎに行ったことは、ここだけの話にしておいて下さい。
ちょうど焼き上がったからとおまけして頂いた自家製のフォカッチャも、ふんわりもっちり塩加減もバッチリでした。
せっかくの美しいお料理なので、次回は横着せずにきちんとお皿に盛りつけようかな…とそこだけちょっと反省です。
ごちそうさまでした。
定休日:火曜日
営業時間:ランチタイム: 12:00-15:00 (14:00 ラストオーダー)予約のみ11:30から/ディナータイム: 18:00-22:00 (21:00 ラストオーダー)予約のみ17:30から
※緊急事態宣言中、平日ディナーは20時クローズ、土日祝日のディナーは17時半オープンです。
住所:東京都練馬区石神井町3-19-14 石神井公園MSPビル3階B
アクセス:石神井公園駅より徒歩1分
電話: 03-6794-1573
コメント ( 1 )
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サラダが眩しいよー。うまそーー