萩尾望都『一度きりの大泉の話』発売!
漫画家萩尾望都さんの描き下ろしエッセイ『一度きりの大泉の話』が4月22日に発売されました。
河出書房新社より
大泉に住んでいた時代のことはほとんど誰にもお話しせず、忘れてというか、封印していました。
しかし今回は、その当時の大泉のことを初めてお話ししようと思います。
(「前書き」より)
全352頁、12万字書き下ろし・未発表スケッチ収録の読み応え抜群のこの書籍、すでに読み終えた方の感想がSNS上で飛び交っています。
ツイッターの反応
#一度きりの大泉の話
読了。軽く読みやすい文章なのに、とてもくるしい。
わからない、わからないともがく様があまりに人として誠実で愛おしくて涙ぐみながら読み終えた。
誰が悪いのでもなく、どうしようもなく、
ただ苦しいね苦しかったねと背中を撫でてあげたい思いばかりこみあげた。#萩尾望都— しいな流線型 (@shenastreamline) April 22, 2021
#一度きりの大泉の話 あと数ページを残しめくる手を止めてる
読み始めから映像で観る萩尾望都先生のあの落ち着いた声がオーディオブックのようにずっと朗読してくれてた感覚があった それを止めたくない。「日記のような」とあったけれどまさしく。虚飾せずとも胸を打つ美しい言葉が泣けてくる— shan (@dakaka88o) April 22, 2021
萩尾望都(はぎお・もと)
漫画家、女子美術大学客員教授、文化功労者。1949年、福岡県生まれ。1969年デビュー。作品のジャンルはSF・ファンタジー・ミステリー・ラブコメディー・バレエもの・心理サスペンスものなど幅広い分野にわたる。竹宮惠子・大島弓子らとともに「花の24年組」と呼ばれ、中でもその代表格、さらには「少女漫画の神様」とも評せられている。文学を超えているとも言われ、読書だけでなく文化人たちからも多く批評の対象とされている。
代表作に『ポーの一族』『11人いる!』『バルバラ異界』などがある。
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