【巨人】育成・木下幹也、1回3人斬りでアピール「気合入っていた」視察の原監督も絶賛

◆巨人紅白戦 白組3—3紅組=6回制・特別ルール=(23日・G球場)

 巨人の育成・木下幹也投手(19)が23日、紅白戦の6回に白組5番手として登板した。1軍首脳陣も見つめる中、1イニングを3者凡退。「原監督がいることで結構気合が入っていた。(今季)最後の実戦でアピールするしかない」と、強気の投球で北村を遊ゴロ、平間を左飛、増田陸は空振り三振に斬った。


試合後、印象に残った選手を問われた指揮官も「育成の木下くん。非常に投手らしい投手だなあ、という感じがしましたね」とたたえた。

 1年目の今季は2軍で1登板だったが、3軍では21試合で7勝1敗1セーブ、防御率1・70。体の柔軟性を上げるため、みやざきフェニックス・リーグからトレーニングコーチの助言で練習前と練習後にブリッジを導入したところ「肩回りと胸郭回りをストレッチするようにしたら球速も上がってきた」。10月16日の同・中日戦(SOKKEN)では先発で5回3安打無失点。自己最速を1キロ更新する148キロをマークし「体幹に力が入るようになってきた」と手応えを感じている。

 オフは横浜高の先輩である楽天・涌井や中日・柳らと自主トレを行う予定で「配球面や体の使い方、投げ方とかを聞きたい。一日でも早く1軍の戦力になりたい」。最高の形で今季を締めくくった右腕が、来季の支配下登録を目指す。(河原崎 功治)

 ◆木下 幹也(きのした・もとや)2002年5月1日、東京・練馬区生まれ。19歳。中学時代は世田谷西シニアで全国優勝。横浜高では2年春に甲子園出場。20年ドラフト育成4位で、ジャイアンツアカデミー出身選手として初の巨人入り。今季は主に3軍で先発。イースタン・リーグでは1試合に登板し、1勝0敗。防御率3.60。185センチ、92キロ。右投右打。

引用元:BIGLOBEニュース

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