りっくんランドの進化系非常食を食べてみた~第1弾 海型カレーライス~

りっくんランド(陸上自衛隊広報センター)という施設をご存じですか?
所在地は練馬区大泉学園町にあります。施設内には射撃シュミレータや戦車、対戦車ヘリコプターなどが展示されています。
入場するには事前に予約が必要で、1グループ最大4名までです。

陸上自衛隊 広報センター りっくんランド
開館時間:10:00~11:30、13:30~14:50、15:20~16:40
休館日:月曜・火曜・年末年始(休館日が祝日にあたる場合は翌日の平日が休館になります)
入館料:無料
住所:178-8501 東京都練馬区大泉学園町
施設内にある売店sakuraでは衣類やキーホルダー、お菓子など、記念になりそうなお土産が多数販売されています。



今回私が注目したのは、そこで販売されているとある非常食
皆さん、防災グッズや非常食の準備はお済みですか?というのも、最近地震が多く発生しているのが気になったからです。首都直下型の大地震も、いつ発生してもおかしくないと長らく懸念されています。
非常食というと、缶詰めや乾パンのような冷めた味気の無い食べ物のイメージがあります。
長期にわたって停電や避難生活が続くと、当然ストレスも溜まっていきますが、美味しい食事を摂ることは心に余裕をもたらしてくれると思います。

防衛糧食 海型 カレーライス

さて、りっくんランドの注目の非常食、商品名は「防衛糧食 海型(カレー)」です。


驚くべきは保存可能期間がなんと5年!すご~い!
さらに、発熱剤が同梱されているので、電気やガスを使用せずにアツアツのカレーを食べることができます。
パッケージの船の写真も迫力があってかっこいいですね。
お店にあった防衛糧食は全部で3種類、カレーの他にシチュー、牛丼がありました。
今回は防衛糧食海型 カレーライスをレポートさせていただきます!

作ってみよう!


外袋の裏面に発熱剤の使用方法が書いてあります。やけどしないよう、よく注意書きを読んで使用してくださいね!作り方は6ステップです。

①外袋のチャックを開け、中身を全て取り出す

外袋をあけると中にはビーフカレー(180g)、白いごはん(200g)、発熱剤、発熱溶液、スプーン、紙ナプキンが入っています。
チャックなのでハサミなどを使う必要なく、手で開封できます。発熱剤も簡単に開封できました。

②発熱剤を赤いしるしに合わせて外袋の中に置く


発熱剤は、食品に入っている乾燥剤のような見た目です。これが熱くなるのか・・・

赤いしるしは、外袋のちょうど中央あたりですね。

③発熱剤の上にカレー、白いごはんを縦向きに置く


写真左がごはん、右がカレーです。常温保存のため、どちらも常温の状態です。

④発熱溶液をいれる


発熱溶液、透明無臭の液体です。外袋にいれると・・・

発熱剤に発熱溶液がかかった瞬間からしゅわ~~~~と音がなり始め、ぶくぶくと泡が出始めました。

⑤外袋のチャックを閉め、約30分間放置します

間もなくして外袋上部の穴から湯気が立ち昇りました。後は待つだけか、ほんとに簡単だな。
30分は長く感じますが、アツアツの美味しいカレーが待っているんだと期待に胸を膨らませ、空腹を我慢して待っていると、

『ピー――!ピー――!ピー――!』

いきなり大きな警報音が部屋に鳴り響きました。
急に何!?タイムリーに地震!?なんの音!?
私もパニック、一緒にいた子供もパニック。

注意書きをよく見てみると、加熱中に水素ガスが発生するとのこと。ガス警報器がガス漏れと検知し、警報音が鳴ったようです。
警報音の止め方もわからず、慌てふためく私を見て泣き出す子供。とりあえず真冬の寒さに耐えながら窓を全開に。中々鳴りやまない警報音にどんどん不安になり、これガス会社の人来ちゃう?消防車きちゃう?なんてわたわたしていると換気が完了する頃にやっと警報音が鳴りやみました。
おかげであっという間の30分でしたが、皆さんは換気をしながら使用するようにしてくださいね。(息絶え絶え)

⑥直接触らないよう手袋等を使用して、食品を取り出す

おっと、ここで内容物以外の道具が必要になりました。手袋はなかったのでタオルで代用、なんとかなりました。

まずは白いごはん、開けまーす!

つやつやの見た目。湯気で容器が濡れています。

付属の紙ナプキンでしっかり手をふき・・・

カレーも、開けまーす!
パット見は普通のレトルトカレー、ですかね?

ご飯にかけてみると、にんじんと牛肉が見えます。全部かけるとこぼれそうなので、食べ進めながらまたかけていこう。

気になるお味は・・・

普通だ。見た目通りの普通のカレーだ。
まずくはないけど特別美味しいというわけでもない。30分かけ、ガス警報器を鳴らした苦労を超える味ではないかしら。
しかし電気やガスが使えない状況で、いつ復旧するかわからないような不安な時に食べられるとしたら100点満点ではないでしょうか。
もしも真冬の夜、ろうそくや懐中電灯の心もとない灯りの中、毛布にくるまっていただく食事だとしたら、120点満点です。
ボリュームは大人1人分、わたしはお腹いっぱいになれました。
食べ終わった後は、外袋にまとめて破棄することができるのもいいなと思いました。
せっかく温められるんだから、他の物も一緒にいれてもいいのかなと考えましたが、ケガや事故につながってしまうと怖いので、同梱されたもののみでお届けしました。

まとめ

これまで大きな災害を何度も乗り越えてきた日本だからこその進化した非常食。
第一弾は「防衛糧食 海型」のカレーライスをお届けしました。
今回の失敗を活かして、第二弾はスムーズにご紹介できるようお届けします~!

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