新十両・栃丸、白星発進 地元・練馬区の「ねり丸」化粧まわしで土俵入り「似てるねって言われました(笑い)」
◆大相撲夏場所初日(8日、東京・両国国技館)
新十両・栃丸(春日野)は、東13枚目・千代嵐(九重)を突き出しで下し、白星発進を決めた。2011年5月の技量審査場所での初土俵から11年での新十両昇進。記念すべき関取初白星を手にし、栃丸は「なんて言えばいいかわからないですけど、やることはいつも通りなので、気にせずに一番一番いこうかなと思います」と気を引き締めた。
初の土俵入りには後援会から贈られた地元の東京・練馬区の公式キャラクター「ねり丸」が描かれた化粧まわしを着用した。同キャラクターは地元特産品の「練馬大根」と区名の「馬」が見た目の由来。化粧まわしのデザインには満足げで、「みんなに見てもらったときに似てるねって言われました(笑い)。自分の練馬区の代表するキャラクターを着けて土俵入りできるのはすごくうれしいですね」と満面の笑みを浮かべた。
締め込みを選んだ理由については「高校のスクールカラーが青なので、それをモチーフにしていただいて。初心を忘れずにですね」と説明した。「目標? 特に考えずに今この瞬間はこの瞬間だけで取っておいて、全部終わった後に一気に来ると思うので、今は何とも言えないところですね。(気持ちは)幕下、十両とわけへだてなく、相撲は取れていると思います」。期待の新十両は、平常心で勝ち星を積み重ねる。
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