乳児死亡で認可外保育の元施設長を書類送検 業務上過失致死容疑
昼寝をしていた生後6カ月の男児から目を離して死亡させたとして、警視庁石神井署は12日、東京都練馬区の認可外保育施設「若草ベビールーム」(現在は閉鎖)の元施設長の女性(75)=練馬区=を業務上過失致死容疑で書類送検した。
書類送検容疑は2018年10月3日午後、同施設で昼寝中だった男児の顔色や呼吸状況を観察するなどの注意義務を怠り、男児を死亡させたとしている。
司法解剖の結果、吐いたミルクを誤飲したことによる窒息死の可能性が高いという。
石神井署によると、男児は同日午後1時半ごろにミルクを飲んだ後、1階乳児室のベッドで就寝。同2時ごろにうつ伏せの状態でぐったりしているのが見つかり、病院に搬送されたが死亡が確認された。元施設長は容疑を認め、「30分間、目を離してしまった」と供述している。
男児の両親が20年5月に告訴し、石神井署が捜査していた。元施設長の書類送検を受け、男児の父親は代理人の弁護士を通じ、「早期に処罰が確定し、息子の無念が晴れ、家族に少しでも笑顔が戻ることを願わずにはいられません」とのコメントを出した。【鈴木拓也】
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