WBOAPライト級王者・吉野が中谷正戦へ公開スパー 焼きあごだし鍋で調整は万全

 ◇WBOアジア・パシフィック・ライト級タイトルマッチ12回戦(2022年11月1日 さいたまスーパーアリーナ)

 WBOアジア・パシフィック・ライト級王者の吉野修一郎(31=三迫)が14日、東京都練馬区の所属ジムで、元東洋太平洋王者・中谷正義(33=帝拳)との2度目の防衛戦へ向けて公開スパーリングを行った。


スーパーライト級で元日本、元WBOアジア・パシフィック王者の岡田博喜(32=角海老宝石)と2ラウンド手合わせし、1階級上の岡田が得意とするジャブで差し負けることなく、重心の乗ったステップからパワフルなパンチを打ち込んだ。

 東洋太平洋ライト級王座も保持しており、今回の試合に懸けられたWBOアジア・パシフィック王座は3度目の防衛戦。過去に東洋太平洋同級王座を11度防衛するなど経験豊富で、サイズもある中谷を想定し、自身よりも高い身長1メートル80の選手らとスパーリングを積んできたという。「調子は上がってきた」とし、「本当に勝負の試合と思っている。勝った方が海外へ行けるという位置づけの試合なので、ここは落とさずに勝ち取りたい」と意気込んだ。椎野大輝トレーナーは吉野を「全体的パワーもパンチもテクニックもまとまっているが、一番は攻防一体。攻撃しながら守れるし、守っていてもすぐ打てるところと、作戦を忠実に実行できる能力」と評価。試合のキーポイントを問われると「中谷選手がどう出てくるか。最初はたぶんロングレンジから打ってくると思う。距離は向こうの方が長いので、そこを吉野の距離とタイルにはめていけるか。結構、序盤が大事では」と予想した。

 吉野は減量について「調子いい。残り6キロぐらいですかね」と説明。食事面については「時期的に寒いので鍋を家族と食べながら(体重を)落としてます。焼きあごだしで、タラを入れるとおいしい」と話し、一緒に取材対応したWBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(30=BMB)から「ヘルシーですね」と感心されていた。

引用元:BIGLOBEニュース

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