【上石神井】大使館出身シェフの本格的モロッコ料理店『RAYAN RESTAURANT』

2022年W杯大金星☆モロッコ

日本代表も大活躍した2022年のワールドカップ、残り2試合となり段々寂しくなってきましたが、史上初の〝冬の季節〟開催のワールドカップも新鮮で良かったですね。
我らがサムライブルーもドイツ、スペインに勝ち、グループステージを1位通過するという番狂わせを起こしましたが、もう一カ国大番狂せを起こし、現在も戦いの最中にいる国がモロッコ！

グループステージ負けなしの1位通過、そしてスペイン、ポルトガルに勝ち、なんとアフリカ勢初のベスト4にまで上り詰めるという快挙！
残念ながら準決勝でフランスに負けてしまいましたが、まだクロアチアとの3位決定戦が控えています。
ポルトガルに歴史的な勝利をした翌日、モロッコ料理店へお邪魔しました。

本格的なモロッコ料理店

つい先日、江古田にあるモロッコ&スペイン料理店『ALANDALUS』で美味しいパエリアをいただき、次回はタジンを食べようと考えていたのですが、どうやら練馬区内にもう1店モロッコ料理の専門店があるという情報をゲット。

2022.12.09

【江古田】駅近で異国の雰囲気が味わえる！モロッコ&スペイン料理『ALANDALUS』

パエリアが食べたい！ 先週の金曜日、ワールドカップで日本がスペインから劇的な勝利を収めた日、試合の余韻に浸りながら、ふと思った、、、 「パエリアが食べたい！」 スペインの事を考えていたら、現地で食べたパエリアの...

国内でもそんなに多くはないはずのモロッコ料理店が、練馬区に2店舗もあるだなんて！！
場所は西武新宿線の上石神井駅北口から徒歩5分弱、住宅街にございます。

オープンして半年、という新しいお店「RAYAN RESTAURANT(ライアンレストラン)」
早速入店してみましょう。

店内の様子

日曜日の11時過ぎ、開店直後に来店しましたが、既にお客さんで賑わっていました。

店内はこじんまりとしていて、2〜6人掛けのテーブル席のみ、1人でも入りやすいカフェの様な雰囲気。

入り口付近の2名掛けの席に着くと、テーブルには繊細なレース編みのランチョンマット、
そしてBGMはいかにもモロッコらしい音楽が流れていて、店に入った瞬間漂ってきたスパイスの香りとの相乗効果で異国空間に紛れ込んだような、そんな印象です。

メニューのご紹介

まずは一通りメニューを見てみましょう。
前菜は、サラダとスープ。モロッコで断食明けにも飲まれる胃に優しい「ハリラスープ」もございます。

そして、モロッコを代表する伝統鍋料理「タジン」や世界最小のパスタ「クスクス」
ラム肉を使ったものもございます。

他にもメイン料理として、サウジアラビアの伝統料理「カプサ」や、スペインを代表する「パエリア」など、モロッコ料理以外も色々あります。

よくお店の名前を見てみると、〝モロッコ&地中海料理店〟なんですね。
言われてみるとお店の看板も地中海を彷彿させる爽やかな青色です。

中東のひよこ豆のペースト「フムス」やひよこ豆のコロッケ「ファラフェル」
軽くつまめる一品ものもございました。

気になるメニューいっぱいです。

ランチメニュー

11〜15時のランチタイムはこちらのメニュー。
ひよこ豆とラム肉のスープにパンをひたした料理「ラブラビ」や、モロッコの田舎料理「ベルベル」、煮込み料理「ショルバ」など種類も豊富です。

どれも気になりますが、初訪問のお店だったので、やはりモロッコを代表する料理「タジン」を注文！

ほろほろチキンのタジンに決定、楽しみだなぁ♪

モロッコ風インテリア

待ち時間、店内を見渡してみると、シンプルなカフェの様なつくりの店内のところどころにモロッコ風インテリアを発見。

真っ白な壁に飾られたアラビア文字の時計や、

小さなタジン鍋の置物や、

お洒落な水差し、、、

素敵なインテリアがいっぱい⭐︎
シンプルな中にも現地の雰囲気が感じられる、居心地の良い空間です。

チキンタジン　1100円

まずは、ランチにセットでついてくるサラダ。
ドレッシングたっぷりです。

そして、タジンのお供にパンかライスが選べたので、パンを選択。
アイーシュという現地の主食、丸いパンです。

そして、お待たせいたしました、メインのチキンタジンの登場です！

ランチセット付き1100円、お得です♪

とんがり帽子の秘密

「タジン」とは、とんがり帽子のような形の鍋で提供されるモロッコを代表する料理。
鍋が熱々なので持ち手にカバーがついておりますが、カバーをとるとこんな感じ。

実はこの鍋、火にかけると、野菜などの水分が湯気となり、このとんがり部分に届き、そこから水蒸気がポタポタと下に落ちるという仕組み。

水が貴重な砂漠地方で、少ない水分でも調理ができるように、この様な形になったそうです。
※こちらはモロッコのサハラ砂漠の写真、どこまでもこの景色です。

ちなみにこのとんがりタジン鍋、日本でも数年前からヘルシー蒸し料理のアイテムとして密かなブームですよね。特に女性に人気です♪

ほろほろBigチキン

では、蓋をとってみましょう。

うわぁ、大変！画像からも伝わりますでしょうか、この大量の湯気！
蓋をとった瞬間、スパイスの良い香り♪

こちらが本日のメイン、「チキンタジン」です。チキンの他にお野菜もたっぷり。

早速いただきましょう！
まずはお野菜から。

ブロッコリー

トマト

じゃがいも

あと、にんじんも入っていました。
お野菜は全て食材本来の自然な甘みが感じられ、とても美味しい。
そしてこのカレーの様なスープ、野菜から出る水分だけで調理されているためか、野菜の旨味がぎゅーっと凝縮されていてとても味わい深い。スパイシーな中に野菜の旨味や甘味を感じる何とも言えないお味です。

これは自宅では作れないなぁ、プロの味に感動☆

そして、こちらがほろほろBigチキン！

贅沢に骨つきチキンがドカンと入っております。
丁寧に時間をかけて蒸してあるため、このように肉がほろほろ、本当に柔らかい。

最後は旨味凝縮スープにパンをひたして食べ、完食。
最後の最後まで美味しくいただきました。

デザート

スパイシーな料理を食べた後なので、甘いものが食べたいな。
ランチには＋300円でデザートが付けられます。

プリン好きの私は迷うことなく大人気の手作りプリンをオーダー。
カラメルソースたっぷりの大きめのプリンが出てきました。

美味しそう♪

近年流行りのとろとろ系のプリンではなく、程よい固さの懐かしさを感じるようなプリンでした。これは美味しい、おすすめです♪

ちなみに本日のデザートはこちら「クナーファ」
アラブのチーズケーキです。甘いの好きな方にはおすすめです♪

他にもテイクアウト用の中近東の定番のおやつ「バクラヴァ」もございました。

パフォーマンス付きモロッコティー

メインとデザートをいただきお腹いっぱいですが、最後にドリンクも注文。
ランチはドリンク込みですが、本日は＋200円で通常ドリンクからモロッコティーに変更。
こちらがモロッコ人には欠かせないハーブとミントの味わいが特徴の「モロッコティー」

このお茶は、普通に淹れるのではなく、高いところからグラスに淹れるのが正式な提供方法。
なかなか自分では出来ないのですが、ご安心ください！

実はこちらのお店、シェフのパフォーマンス付きでの提供です！！

じゃーーーん

こんな感じでシェフが目の前で淹れてくれますよ。
食後のお茶も美味しくいただきました。ごちそうさまでした。

シェフのご紹介

大満足のランチタイム♪本日、美味しいモロッコ料理と素敵なパフォーマンスでモロッコティーを淹れてくれたお店のシェフのプロフィールのご紹介⭐︎

モロッコのワルザザート出身のハサンさん。

※こちらはワルザザート近郊にあるベルベル人の集落、世界遺産アイトベンハドゥの景色。
　アーモンドの花が満開の季節です♪

モロッコでシェフとして働いた後、来日。その後、大使館やアラブイスラーム学院で長年シェフとして働いていた方だそうです。大使館出身シェフのお店だったんですね♪

写真撮影もさせていただき、とても優しい方でした。

まとめ

西武新宿線の上石神井駅から徒歩5分弱。
閑静な住宅街に佇む本格的モロッコ料理店『RAYAN RESTAURANT(ライアンレストラン)』
大使館出身シェフのハサンさんが作る本場のモロッコ料理が味わえます。
タジンやクスクス以外に現地のスイーツも色々あるので、気になる方は是非一度足を運んでみてください♪