令和の虎アイキャッチ

東大理三以外はカス!?放送事故レベルの「令和の虎」受験生版“Tiger Funding”を視聴して感じたこと

YouTubeでバズったという令和の虎CHANNEL受験生版Tiger Fundingを視聴してみた。
放送事故レベルの波紋に総コメント2万8600件を超えるほどの注目を集めている。

令和の虎とはYouTubeで配信されているリアリティ番組。

一般人である志願者(虎の子)が出資を頂くために虎たち(出資者)の前でプレゼンテーションし、出資の可否を決定するという番組内容だ。




ちなみに昔、流行った「マネーの虎」がYouTubeで復活した正式な続編とされており、パクリやパロディではない。

私が視聴したのがこちらの三部作。

【1/3】31歳、無職の挑戦。東大理III以外カス自学自習で理IIIに行けることを証明したい【本田 裕典】

【2/3】「発想が小学生」虎の厳しい指摘に志願者は…東大理III以外カス自学自習で理IIIに行けることを証明したい【本田 裕典】

【3/3】「志願者退出」岩井の逆鱗に触れる。東大理III以外カス自学自習で理IIIに行けることを証明したい【本田 裕典】


個人的な感想を述べさせてもらうと、正直見ていて気持ちのいいものとは言えなかった。
人生の岐路で迷走している若者を、コミュ力も高く成功者である大人たちが口汚く罵る様子はいかがなものか。(それがこのチャンネルの狙いというならそれまでだが)

「東大理三以外カス」という、挑発的でインパクトのあるパワーワードを掲げ挑んできた本田。私も二部までは楽しむ余裕さえあったが、3部目はキツかった。

6対1でフルボッコにする構図はほとんどイジメで、虎たちの言葉遣いも荒々しくエスカレートしていき、本田もおかしなテンションで反論する。
マジか。見てはいけないものを見てしまったような気まずさを感じた。

見せてやるだけですか?(お金)出す気ないんですか?

もちろん、本田という若者にも欠点があった。
「見せてやるだけですか? 出す気ないんですか?」

と、積んでいるお金について物申す姿は心配になるほどだ。
コミュニケーション能力に乏しく、虎たちの助言や言葉をそのまま受け取ってしまうきらいが見受けられた。

本気で東大理三を目指し100万円の出資を願いたいのなら、模試での成績や過去問を解いた解答用紙などそれなりのプレゼン材料を準備するのが筋であった。
熱意だけで手を差し伸べてくれる大人が現れるほど世の中は甘くはない。

本田も31歳の大人だ。彼の経歴をきくと学力がないわけではない。
元々は医学部医学科を志願していたが二浪で諦め、立命館大学の理工学部に進学する。
中退こそしてしまったようだが、大学院まで進学しAIの研究をしていたというではないか。

私もコミュ力が高い方ではないので何とも言えないのだが、世の中をうまく生き抜くためにはコミュ力の高さは必須といえよう。
筑駒や灘のような超進学校から現役で東大理三に進学したとしても、コミュニケーション能力が高くないとその先の人生までうまくいくとは限らない。
(コミュ力の高さが優秀かどうかのバロメーターになっている現代の風潮には一石を投じたい気もするが。)

本田はプレゼンもままならず途中で退出し、控室まで岩井が乗り込むのだが…その後も放送事故といっていいほど酷い展開だった。

トラの”良心”林社長が早速ツイート

そこで、Xを発信したのが出席こそしていなかったが、虎としてチャンネルを盛り上げる林尚弘だ。


この男、授業をしない塾で有名な「武田塾」の元塾長であるというではないか。
予想以上にバズってしまったためか、緊急回を開いていた。
もちろんこちらも視聴。

「みんなひどいよ」林が虎たちに物申す。本田さん回を振り返り、虎たちが心境を語る。

林という男は初めて知ったが、”救い系社長”であるというではないか。
人に優しくで成功をつかんだ男かもしれない。

気が早いかもしれないがリベンジ会でお会いしたいと言っているのでぜひ実現してもらえないかとひそかに願う。(がんばれ本田 裕典さん)

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