意味不明ーカオスの無償化ー政府の「多子世帯大学無償化」と東京都の「私立高校授業料無償化」が愚策といえる理由

2024年度より東京都の私立高校の授業料が実質無償化へ

2024年度より東京都の私立高校授業料が全世帯で実質無償化になるそうだ。現在設けられている年収910万円未満という所得制限を撤廃したのだ。
小池百合子が来年の都知事選に向けて早くも動き出したのであろう。小池の虎視眈々とした策士ぶりにはいつだって驚かされるのだが、果たしてこの制度は都民にとって本当に喜ばしい制度なのだろうか。

小池百合子

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個人的な意見を申し上げると断固として反対である。東京には都立高校があるのだ。私立高校の授業料まで税金で助成する必要はないと考えている。
私立高校の授業料を無償化する前に公立小中学校の給食費、教材費など学校でかかるすべての費用を完全無償化にした方がよっぽど意義がある。私立高校へ進学した家庭の授業料まで税金で負担していくことが本当に必要なのだろうか。
 
私立高校の授業料実質無償化がはじまれば都立高校は縮小の動きになっていくであろう。多くの都立高校が廃校または統合していくと考えられる。
また東京では高校から生徒を募集する私立高校が少ないため、都内ではますます中学受験が過熱していくであろう。小学校時代から競争意識を植え付けられ偏差値至上主義の中で生きる子どもが量産されてしまうのは何とも心苦しい。一体、日本の未来はどこへ向かうのか。
 
また都立中高一貫校の倍率は下がると考えられるので狙い目かもしれない。都立中高一貫校で最難関といわれる小石川中等教育学校の実質倍率や偏差値推移には注目したい。
しかし、子どもが私立高校に通う一部の人のみ恩恵にあずかる税金の使い道は勘弁してもらいたい。本来なら税金は全都民へ平等に使われるべきである。
都民よ、小池のパフォーマンスにハマり一喜一憂するのはやめるべきだ。

※方向性は異なるがホリエモンがYouTubeで吠えたらしい。

子ども3人以上の世帯、2025年度より大学無償化へ

小池の後を追うように政府が調整を進めているのが「多子世帯大学無償化」だ。
こちらは東京だけはなく全国の問題なので子育て世帯の関心は大きい。しかし、この発表にネットは大荒れ阿鼻叫喚だという。当たり前だ。3人以上子どもがいる世帯のみ大学無償化、政府はよくもここまでバカげた不公平この上ない制度を考え付いたものだ。
大学無償化だからという理由だけで子どもを3人産んで育てようと考える稀有な夫婦がいるとは到底思えない。まさに異次元の愚策だ。泣けてくる。
 
派閥パーティーの収入しかり、国民から税金を搾り取り裏金の温床となっている自民党の愚策といってしまえばそこまでか。長年、自民に依存してきた国民はいい加減、目を覚ますべきだ。しかも“岸田派を退任した岸田”という意味不明極まりない人間が、トップにいるのだからもはや政府もカオス状態。




©NHK

断っておくが私は大学無償化を否定しているわけではない。経済的理由で大学進学を諦めている家庭には至急救済が必要だと考えている。子どもが3人以上という多子世帯のみ大学無償化というのが何ともバカげているので問題提議しているのだ。
 
このままでは子どもたちの分断も生みかねない。無償化で大学に進学する学生と奨学金を借りて入学してくる苦学生との間に、大きな溝が生じる事だってありえなくはないだろう。
この愚策を我々国民はネットで騒ぎ立てるのではなく、政府に本気で意見を申し立てる必要がある。正式にまとまりしだい「こども未来戦略」に盛り込むという。ネット上で騒ぎたてるだけでは負け犬の遠吠えでしかない。

編集部が考える少子化対策

では、一体どのような政策なら少子化対策に繋がるのか、国民が納得できるのか編集部が本気で考えてみた。

①公立小・中・高の完全無償化(授業料、教育費、教科書などの教材費や学用品、制服代や給食費、修学旅行、課外活動の費用など全て)
②国・公立大学の無償化
③私立大学の授業料助成
④3人目大学無償化

①公立小・中・高の完全無償化だけでも少子化対策に十分繋がると考えられる。都市部では特に幼少期から複数の習い事、塾などの費用はかかってくるので、義務教育+高校卒業までかかる費用を国が全額負担してもよい。
 
②国・公立大学の無償化。地方活性化にも繋がると考えられる
 
③私立大学に進学する子どもがいる家庭への助成は必要である。(授業料半額負担あたりが現実的か)
 
④3人目大学無償化。子ども全員ではなく“3人目”である。

子育て差別を撤廃せよ

未来を担う子どもたちが差別されることなく平等な環境で学べるように政府は本気で取り組むべきだ。
これでは無償化どころか差別化でしかない。
岸田よ。“岸田派の退任”などという冗談はほどほどにして、本気でこの国の未来を考えるべきだ。

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  1. ほんそれ