OKI、ADAS対応車載機器向け、EMC受託試験サービス拡大



ADAS、V2X、EV対応の車載機器専用電波暗室増設、合計13室に

[画像: https://prtimes.jp/i/17036/232/resize/d17036-232-919131-0.jpg ]

OKIグループの信頼性評価と環境保全の技術サービスを展開するOKIエンジニアリング(社長:柴田 康典、本社:東京都練馬区、以下OEG)は、埼玉県本庄市のカーエレクトロニクステストラボ内に「第五車載電波暗室」を新設し、11月1日より稼働開始します。ADAS(先進運転支援システム)、V2X(車車間/路車間通信)、EV(電気自動車)の進化により、高度化・多機能化する車載電子機器・装置の電磁波影響を調べるEMC試験(注1)の急増する需要にこたえ、試験設備を増設したものです。

車載機器市場では、注目されているADAS、V2X、EV化により、車載電子機器の高度化・多機能化・ネットワーク化が急速に進んでいます。自動車開発現場では、厳しい電磁環境下でも車載電子機器が故障や誤動作を起こさないために、電磁環境下における影響に対する事前確認の必要性がこれまで以上に高まっています。これに伴い、常に最新技術に対応した試験設備、高度なスキルをもった専門会社の受託サービスに対する需要が高まっています。

OEGでは、1999年より電波暗室を建設し、電子機器・装置のEMC試験サービスを開始しました。2012年には車載電子機器・装置に特化した第一、第二車載電波暗室を設置、2017年には第三、第四車載電波暗室とリバブレーションチャンバーを増設して急増する需要に応えてきました。また、たゆまぬ試験技術・試験方式開発により、常に最新技術搭載機器の試験需要に応えてきました。このたび「第五車載電波暗室」を新設したことで、EMC試験が可能な暗室は13室(注2)となりました。次世代自動車開発に向けて急増するEMC試験需要に対応し、お客様をお待たせすることなく円滑に試験サービスをご提供していきます。

OEGは、今後も進化する最新自動車技術に対応した設備投資と試験技術開発を進めて、車載機器開発メーカー向け信頼性試験サービス事業で、2019年度に2017年度比5割増の売上を目指します。

用語解説
注1:EMC試験
EMC(Electromagnetic Compatibility)は電磁的両立性であり、EMI(Electromagnetic Interference)電磁妨害とEMS(Electromagnetic Susceptibility)電磁耐性からなる。EMC試験は、供試体の電子機器から電磁的ノイズを発生し他に妨害を与えないこと(EMI試験)、および外部からの電磁波で供試体の電子機器が影響を受けないこと(EMS試験)を確認する試験。OEGでは、国際規格ISO/IEC、欧州規格EN、北米規格ANSI、日本規格JIS、そしてメーカー個別規格要求の試験まで対応している。

注2:OEGが保有するEMC試験が可能な電波暗室13室
10m法電波暗室(2室)、3m法電波暗室(1室)、シールドルーム(2室)、ノイズ試験室(2室)、車載暗室(5室)、リバブレーションチャンバー(1室)

リリース関連リンク
「EMC測定・製品安全試験」紹介サイト
http://www.oeg.co.jp/emc/index.html
「車載EMC試験」紹介サイト
http://www.oeg.co.jp/emc/auto_emc.html

沖電気工業株式会社は通称をOKIとします。
沖エンジニアリング株式会社は、通称をOKIエンジニアリングとします。
その他、本文に記載されている会社名、商品名は一般に各社の商標または登録商標です。

本件に関する報道機関からのお問い合わせ先
OKI 広報部
電話:03-3501-3835
e-mail:press@oki.com
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
OKIエンジニアリング EMC事業部
電話:0495-22-8412
お問い合わせフォーム
https://www.oki.com/cgi-bin/inquiryForm.cgi?p=k191

引用元:BIGLOBEニュース

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