【原宿暴走】車内に灯油「明治神宮に入ろうと」「オウム死刑に反対」逮捕された自称日下部和博容疑者(21)が供述

毎日新聞 2019年1月1日 14時27分(最終更新 1月1日 19時02分)
 1日午前0時10分ごろ、東京都渋谷区神宮前1の竹下通りで、軽乗用車が通行止めの交通規制を無視して通りに進入し、通行人8人を次々にはねた。運転していた男は車を乗り捨てて逃走したが、約20分後に現場から数百メートル離れた代々木公園内で警察官に身柄を確保され、警視庁原宿署に殺人未遂容疑で逮捕された。


この事件で19~51歳の男性8人が重軽傷を負い、うち練馬区の男子大学生(19)が意識不明の重体となっている。【春増翔太、土江洋範、金森崇之】

 逮捕されたのは、住所・職業不詳の自称、日下部(くさかべ)和博容疑者(21)。逮捕容疑は同日午前0時10分ごろ、竹下通りで男子大学生をひき殺そうとしたとしている。警視庁によると、車は大阪ナンバーのレンタカーで、日下部容疑者は「大阪からレンタカーで来た」「殺そうと思って通行人をはねた。死刑制度に対する報復でやった」などと供述している。

 捜査関係者によると、日下部容疑者は「テロを起こしに来た」「オウム(真理教)の死刑に反対する」といった趣旨の供述もしているという。ただ現在までに同団体と関係していた事実は確認されておらず、動機や背景を慎重に調べる。

 同庁捜査1課や同署によると、日下部容疑者の車は明治通りから竹下通りに入り、約130メートル走行。8人をはねて道路左脇のビルに衝突して停止した。一方通行の通りを逆走した形だったが、当時は新年の交通規制がなされており車両の通行は禁止されていた。8人のうち26~51歳の男性4人が頭部骨折などの重傷、19~29歳の男性3人が打撲などの軽傷を負った。日下部容疑者は車を乗り捨てて逃走する際、近くにいた別の男性(19)の顔を殴りつけていたが、この男性にけがはなかった。

 警視庁によると、車の後部座席には灯油約20リットルが入ったポリタンクがあった。車内からは噴霧機も見つかっており、日下部容疑者は「12月31日の昼に東京に着いて明治神宮に入ろうと思ったが、規制で入れなかったので近くで待機した」「灯油をまいて車ごと燃やそうと思った。それができなければ人をひこうと思った」と話しているという。身柄を確保された当時、日下部容疑者の衣服には灯油がかかった状態だった。

 竹下通りは、JR原宿駅前から東に約350メートル続く商店街。服飾店や雑貨店、飲食店が並び若者文化の発信地として知られる。近くに明治神宮や東郷神社があり、事件当時は人がまばらに歩いていたという。

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引用元:2NN

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