着用ライフジャケット原因か、浮力で動けなかった可能性
東京都練馬区の遊園地「としまえん」のプールで埼玉県朝霞市の小学3年森本優佳さん(8)が死亡した事故で、森本さんは全身が遊具の下に潜り込んだ状態で溺れていたことが捜査関係者への取材でわかった。着用していたライフジャケットの浮力で動けなくなったとみられ、警視庁練馬署が詳しい状況を調べている。
捜査関係者によると、森本さんはプールの水面に浮かべたビニール製遊具のマット(縦約2・5メートル、横約5メートル、厚さ約30センチ)の下で、ライフジャケットを着用してうつぶせの状態で見つかった。都内の病院に搬送されたが、約2時間後に死亡が確認された。森本さんは家族でプールに遊びに来ていたという。
練馬署は、森本さんが遊んでいる途中、マットの下に潜り込み、ライフジャケットの浮力で抜け出せなくなったとみている。
プールには15日、午後2時頃までに約270人が来場し、監視員7人が配置されていた。森本さんは監視員の1人が、定期点検で発見したという。警視庁は監視員らから事情を聞き、当時の状況を調べている。
この事故を受け、としまえんは16日、園内の全てのプールの営業を中止した。
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