失敗しないたこ焼きの焼き方 名店が教える方法に「たこパで使えそう!」
家庭用のたこ焼き器が普及している昨今。最近では、たこ焼きパーティーもポピュラーになり、『たこパ』と略して呼んでも通じるぐらいになりましたよね。
せっかく焼くのなら、おいしいたこ焼きを作りたいもの。そこで、たこ焼きをおいしく焼く方法について取材しました。
火力の強弱を見極めながら焼く!
東京都練馬区に『浪花』という、お好み焼き・たこ焼きの名店があります。
このお店は、たこ焼きを自分で焼かせてくれるのが嬉しいところ。なんと、たこ焼き用の鉄板プレートが備わった席があるのです。
『浪花』に聞いたところ、「タネを流し込んで、ある程度火が通ったら、井の字型にタネを切って中にうまく折り返しましょう。気を付けてほしいのは、場所によって火力の強弱があるので、それをよく見ることです。火の通りをよく見て、くるっと回してください」とのことでした。
タネを流し込んでしばらく待ちます。
竹串などで井の字にタネを切って中に折り返します。
ぐちゃぐちゃになっても大丈夫!何回も回して丸くします。
ほら!なんとか丸くなりますよ。
おいしそうなたこ焼きが完成です。
「火の通りが十分でなく、外側が固まっていないのに回すと崩れてしまいます」とも。
筆者は気が短いので、すぐ回してしまうのですが、外が焼けて固まっていないとぐちゃぐちゃになってしまいます。
ちなみに、「店名は出さないで」ということで書けませんが、某有名たこ焼き店にも聞いてみました。
某有名たこ焼き店がいうには、「家庭でたこ焼きを焼くのは難しい」とのこと。
というのは、「電気たこ焼き器を使っている人が多いと思うけれど、ガスを使う業務用の鉄板とは火力が違います。がーっと火を入れて、外をカリッとさせて、中はふんわりトロッという仕上がりは難しいのです。べしゃってなってしまうことが多い」といいます。
たこ焼き器メーカーおすすめの焼き方は?
もっとも高性能とされる家庭用たこ焼き器『炎たこII』を開発した、岩谷産業株式会社(以下、岩谷産業)にも聞いてみました。
同社の商品はカセットボンベを使うタイプで、ガスの強い火力が利用できます。
岩谷産業によると、家庭でおいしいたこ焼きを焼くために注意してほしいことは、以下の点だそうです。
外側がまんべんなくカリッと焼き上がると、中身が密封状態になります。
中の蒸気が外側の生地を突き破って噴射すれば、たこ焼きがおいしく焼けたサインです。ちなみに、生地は冷蔵庫で1時間程度寝かせるとサクッと焼き上がります。
家庭でのたこパでは、まず電気式のたこ焼き器なのか、ガス式のたこ焼き器なのかで焼き方を変えたほうがいいようです。
電気式の場合にはじっくり焼くのが基本。ガス式の場合には、強い火力が利用できるのでより楽です。
どちらも火の通り具合に気を付けて、タネを回すようにしましょう。
今度、家族や友人とたこパをする時は、本記事を参考にしながら楽しんでみてくださいね!
[文/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]
取材協力岩谷産業株式会社取材協力浪花
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