【練馬高野台】『中華太陽』の餃子とラーメン。地域に愛され続けて約50年!その理由を知る

こんなドラマみたいな店、そうそう出会えない!あまりに魅力的な経営一家。

西武池袋線の練馬高野台駅と石神井公園駅の間、住宅街の中にある『中華太陽』さんをご存知でしょうか。
一見集客が見込めそうにない立地ですが、実はかなりの人気店らしいのです。
自転車でひとっ走り、今回初めてお邪魔させて頂きました。




総席数は50席、駐車場も6台完備とこの辺りの飲食店としてはなかなかの規模。
ニコニコ太陽マークが可愛い暖簾をくぐると、中は想像以上にゆったりとしています。
奥には広いお座敷もあるので、家族連れや団体のお客さんにも喜ばれそうですね。

メニュー数が多く目移りしてしまいますが、今日のところは初来店に相応しいオーダーを。
シンプルにラーメン(税込550円)、それからおすすめだという餃子(税込550円)も付けちゃおう。

料理を待つ間、鍋を振る大将の姿を撮らせて頂きました。
手つきといい声といい、まあカッコイイんですよ。
とても75歳とは思えません。
20代でお店を始められて約50年、店も家族もその腕一本で守り続けてきたわけですから…。
そりゃあカッコイイに決まってますよね。
少し照れたような表情がまた素敵でした。

『中華太陽』は大将の息子さんや娘さんをはじめとしたご家族で経営されています。
厨房からは時折、家族らしい声の掛け合いが聞こえてくることも。
まるでドラマの一場面を見ているかのようで、思わず頬が緩みます。
こういうお店、ありそうで無いよなぁ…。

こんなふうに漫画や雑誌を置いているお店ってずいぶん少なくなった気がしますね。
使い込まれた厨房に掃除の行き届いた客席…。
誰もが懐かしさを覚えるであろうこの雰囲気。
度々ドラマのロケに使われているというのも納得です。
店内の壁には多くの写真やサインが飾られていて、豪華な面々に内心小躍りしちゃいます。
ロケ地の提供だけに留まらず、ご長男の陽一さんはドラマに出演までされたそう。
「セリフもあってね、反町さんと共演したんだよ。」
と笑顔でした。

染み渡るカツオ出汁!味には妥協したくない!

そうこうしているうちに餃子が運ばれてきました。
熱々のうちに早速一口。
あっ!これほんとに美味しい…!
ガツンとニンニクの香りが広がるのだけれど、それでいてさっぱりしていていくらでも食べられそう。
皮も薄すぎず厚すぎず丁度良いモチモチ加減。
餡はぎっしり入っていてボリューミーです。
聞けば、青森県産のニンニクと国産の野菜を使い毎日手作りしているとのこと。
これぞ餃子!とも思うし、他にはない唯一無二の味とも思えます。

餃子を2つ程食べたところでラーメンも到着。
見た目は昔ながらの醤油ラーメンといった感じです。

まずはスープを頂いて、ちょっと衝撃。
想像していたよりもずっと繊細で奥深い味わいなんです。
カツオ出汁の風味がすごい。
控えめに言ってこのスープ、めっちゃ好き!
それもそのはず、カツオ節やゲンコツ、鶏ガラなどを朝の6時から仕込んでいるというのです。
味にこだわっていったら、以前よりも早い時間から仕込まなければならなくなったそう。
「11時オープンなのにそんなに早くから大変じゃないですか。」
驚いて聞くと、
「楽しいからいいんだ。」
と陽一さん。
美味しいものを作りたいというひた向きな姿勢に、さらに驚かされました。
お客さんたちは皆そういう想いを受け取っているからこそ、また来たくなるのでしょうね。
麺はスープがよく絡む細麺で、チャーシューは柔らかいけど脂っこくないのがいい。

ラーメンも餃子も十分過ぎる量で普段なら食べきれなかったかもしれません。
完食できてしまい自分でもびっくりです。
これからも『中華太陽』さんは、その名の通り太陽のように明るく温かいお店であり続けることでしょう。
ごちそうさまでした!

店舗情報
店舗名:中華太陽
定休日:月曜日
営業時間:平日 11:00〜15:00(L.O.14:30) 17:00〜20:00(L.O.19:30)/土日祝 11:00〜20:00
住所:東京都練馬区高野台3-8-3
アクセス: 西武池袋線 練馬高野台駅徒歩7分 石神井公園駅徒歩8分

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