練馬区で住居が火災に遭ったら

消防白書によると平成３０年度の練馬（消防署の管轄内）の火災件数は48件。
82ある消防署のうち33番目に火災件数となっている。一番多いのは八王子の148件。

練馬区民としては喜べない状況。これから寒くなるにつれ、火災にあう確率も高くなっていくしもしもの時を考えて備えておきたい。

仮に住んでいるところが火事になったする。

とりあえず命は無事だ。

次は燃えてしまった貴重品が気になる。

例えば、銀行のキャッシュカードやクレジットカード、契約書関係の重要な書類に実印などの印鑑。いずれも再発行には手間がかかったり、代わりを用意することが難しいものばかり。

相手に謝罪したり、銀行に手続きに行くのも手間がかかる。しかも寒い。

このような状況を防ぐにはどうすればいいのだろうか？

「そんなときのために金庫がおすすめ！」

そこで金庫だ。金庫があれば自宅が火事になって大事なものを紛失することを防ぐことができる。早速Amazonで火災金庫を検索してみる。すると金庫にもいくつかの特徴があることがわかった。

火災用の金庫の特徴として耐火時間の長さがあげられる。耐火時間とは火災の中でどのくらいの時間、金庫の中身が損壊せずに守ることができるかという時間だ。

安いものだと1万円未満で耐火時間は30分しかない。

果たして、この30分という耐火時間は十分な時間なのだろうか？

通常、火災が発生して消防署から消防車が車で7分から8分かかる。

その後、火災現場の近くに消火栓があればよいが、無い場合は遠くの消火栓まで消火ホースを繋ぎに行かなければならない。

また、自宅が住宅密集の場合は火が広範囲に燃え移るので消火までの時間は伸びる。

この点を考慮すると、耐火時間が30分では中身が炭になってしまいそうだ。

過去の例によれば火災が発生しても、山火事や化学工場でも無い限り3時間以内に消火されるそうだ。なぜなら火とはその場で燃えるものを燃やし尽くすと動線のように燃えやすいものを辿って移動していく性質があるからだ。

3時間もずっと燃え続けるものが金庫の近くにない限り、耐火時間が3時間の金庫を購入すれば多くのケースで十分に大事な書類などを守ってくれると言えるだろう。

ちなみに2020年11月29日に練馬区大泉町発生した火災では27台の消防車が出動し消化には約3時間かかったそうだ。

自宅が火災に遭ったらどうすれいいのか？火災の被害がそれほどでもなく安全に住めるのならば、そのまま自宅にいればいい。
反対に穴だらけで安全を確保できないのなら避難する必要がある。

もしからしたら、自分あるいは家族が怪我をしているかもしれない。
災害時に利用できる医療機関が下記のように定められているのでこれらを利用すると良いだろう。

名称	住所	電話
順天堂練馬病院	高野台3-1-10	5923-3111
練馬光が丘病院	光が丘2-11-1	3979-3611

ここに行けば財布がなくて飲水も買えない状況でも大丈夫なようだ。