中学生の「SNSパスワード」提出求め教委謝罪…若新雄純が苦言「まず信じてあげて、相談してもらえる関係が大事」

市川美絵がパーソナリティをつとめるラジオ生放送番組「Seasoning〜season your life with music〜」。12月9日(木)の放送は、木曜レギュラーパートナーの若新雄純(慶應大学特任准教授などをつとめるプロデューサー)が登場。


最近起きたニュースを独自の視点で解説する「若新雄純の『色メガネ』」のコーナーでは、「学校が生徒のSNSのパスワードを提出させた問題」について取り上げました。

木曜レギュラーパートナーの若新雄純

◆親や先生がパスワードを知るのは…
東京都練馬区内の中学校が11月、生徒にSNSのアカウントのパスワードを提出させていたことがわかりました。保護者に子どものSNS状況を把握するよう促す際に、パスワードも誤って提出させていたとのこと。同区教育委員会は、学校へ提出させたことを謝罪しました。

若新は、生徒がどのSNSのアカウントを持っているのか、利用状況を把握するために学校側にアカウントを提出することには理解を示しつつも、パスワードの提出も求めたことに不信感をあらわにします。
「SNSは(未成年者が)事件に巻き込まれる可能性もあるし、いじめの温床にもなっているし、いざというときのために親や先生がパスワードを把握しておくことは、一理あるのではないかという意見もある」と話す一方で、「中学生とはいえ、(SNSのパスワードは)完全にプライベートなもの。パスワードを提出してもすぐに変えられるので、ほとんどの生徒は提出後にパスワード変更をしていると思うし意味もない」と推測します。
もともとはSNSのパスワード提出を予定していなかったにも関わらず、「間違えてパスワードを提出させるということを、途中でやめずにやってしまったのは問題だと思う」と指摘。
今回の件で、若新が考えるべきこととして挙げたのは「生徒たちを信じていないという大人の態度」だと言い、「中学生が大人への信頼を一気に失ってしまったのではないか。(一方で)『万が一のときに大人が対応できるように』との声もあるが、それよりも親や先生に安心してすぐ相談できる“信頼関係”を築くことのほうが大事なのでは」と主張します。
なにかあったときに生徒がすぐに相談できるような信頼関係を築いておかないと、「1人1台スマホを持つような時代の若者を守っていけないのではないか」と言い、あらためて「SNSのパスワードを聞き出すことよりも、まずは一人ひとりの人格を尊重し、信じてあげて、(いつでも相談できるような)信頼関係のほうが遥かに大事」と強調しました。
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<番組概要>
番組名:Seasoning〜season your life with music〜
放送日時:毎週月曜〜木曜 13:30〜15:55
放送エリア:TOKYO FMをのぞくJFN全国20局ネット
パーソナリティ:市川美絵、角田陽一郎(月曜)、乙武洋匡(火曜)、副島淳(水曜)、若新雄純(木曜)
番組Webサイト:https://audee.jp/program/show/38286

引用元:BIGLOBEニュース

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