強殺容疑で男を再逮捕 練馬の女子学生遺棄
福島県いわき市で昨年12月、東京都練馬区の専門学校生、谷口夏希さん(20)の遺体が見つかった事件で、金品を奪う目的で谷口さんを殺害したとして、警視庁捜査1課は9日、強盗殺人容疑で、知人で住所不定の無職、熊沢義信被告(27)=死体遺棄罪で起訴=を再逮捕した。調べに、「言いたくない」などと供述しているという。
再逮捕容疑は昨年11月29日ごろ、谷口さんの自宅マンションで、谷口さんからキャッシュカードやクレジットカードなどを奪い、何らかの方法で窒息させ、殺害したとしている。谷口さんの銀行口座からは同日夜にほぼ全額の約5万9千円が引き出されており、同課は熊沢容疑者が谷口さんを殺害する前に暗証番号を聞き出すなどしていたとみている。
マンションの防犯カメラには、11月28日に谷口さんが帰宅した後、熊沢容疑者がマンションを訪れ、29日に1人で出ていく様子が写っていた。12月3日には、熊沢容疑者が再びマンションを訪れ、丸めた布団のようなものを車に積み込む様子が写っていた。
熊沢容疑者は昨年12月3〜9日、マンションから谷口さんの遺体を運び出し、車でいわき市の駐車場まで移動させ、車内に放置したとして死体遺棄容疑で逮捕、同罪で起訴されていた。
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