「近くの小学校騒音うるさい」で立腹の長男注意でトラブル 逮捕の元農水次官、殺人容疑で取り調べへ

 東京都練馬区の自宅で長男を刺したとして、殺人未遂容疑で逮捕された元農林水産事務次官の熊沢英昭容疑者(76)が事件の数時間前、「近くの小学校の騒音がうるさい」と腹を立てていた長男を注意し、トラブルになっていたことが捜査関係者への取材で分かった。警視庁練馬署は家庭での口論の積み重ねが事件の原因になったとみて裏付けを進める。

 同署によると、刺されたのは熊沢容疑者の長男英一郎さん(44)。


1階和室の布団の上で胸などから血を流して倒れており、収容先の病院で死亡が確認された。

 熊沢容疑者は妻と英一郎さんの3人暮らし。「(長男は)仕事もなく、部屋にこもることが多かった。家庭内暴力もあった」という趣旨の供述もしているという。同署は殺人容疑に切り替えて調べる。

 近所の女性は「息子の姿は全く見たことがない。(熊沢容疑者は)あまり近所では話をしない人だったが、腰の低い印象だった」と話した。

 熊沢容疑者は東大卒で1967年に入省。経済局長などを経て2001年に事務次官に就任した。05〜08年にはチェコ大使を務めた。【最上和喜】

引用元:BIGLOBEニュース

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