ファイザー製ワクチン輸送、揺れやすいバイクや自転車は避けて…品質低下の可能性

 米製薬大手ファイザーが承認を申請中の新型コロナウイルスワクチンについて、厚生労働省は、揺れの大きいバイクや自転車を使っての輸送を避けるよう自治体に通知した。品質の低下などを招く可能性があるためで、同省は接種体制整備などに関する手引を改訂した。

 政府は、ワクチン接種について、氷点下約75度の冷凍庫を体育館などに設置して行う集団接種のほか、地域の診療所などで行う個別接種を想定している。


個別接種の場合、小分けしたワクチンを冷蔵状態で運ぶことになる。

 手引では、ワクチンを冷凍庫から取り出した後、速やかに保冷バッグに入れ、慎重に取り扱うよう明示。揺れやすい自転車やバイクは避けるよう求めた。

 個別接種を巡っては、東京都練馬区が1月下旬、250か所の診療所などに運んで接種する「練馬区モデル」を公表。輸送にバイク便などの使用が想定されていたため、専門家から品質の維持を懸念する声が上がっていた。同区幹部は「すでに自動車での輸送を検討している」と話している。

引用元:BIGLOBEニュース

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