平成29年度第4回人権セミナー「祝福芸の世界 〜エビス・鳥追い・春駒など」
祝福芸の世界 ~エビス・鳥追い・春駒など【この事業は終了しました】
民家を一戸一戸訪れ人々の幸せを祈る「祝福芸」。大漁を祈る「エビス舞」、豊作を願う「鳥追い」、養蚕を歌う「春駒(はるごま)」など、被差別部落の人々は日本の伝統芸を伝承してきました。それは形を変え、現代でも歌舞伎の演目として伝承されています。
部落差別をなくすには「差別はいけない。
恥ずかしいこと」という道徳観や倫理観も必要ですが、江戸時代をとおして受継がれてきた芸能や文化が身近にあることを再認識することも大切です。
今回のセミナーでは、写真や資料など事例をもとに祝福芸について知り、部落差別(同和問題)を文化の側面から見つめなおし、差別のない社会に向けて私たち一人ひとりができることを考えます。
(講師)作家・評論家 川元 祥一さん
日本の文化、特に周縁文化に関心を寄せ、部落文化などをテーマに研究・創作を続けている。
被差別部落の人々が継承してきた文化や芸能にある思想性、その可能性を抽出。そこにあるアニミズム的発想を基盤に未来に向かい、自然と人間の共生、循環型社会の伝統知、可能性の構築を目指す。
『部落差別の謎を解く キヨメとケガレ』(2009年 モナド新書)『部落文化・文明』(2010年 御茶の水書房)など部落差別(同和問題)についての著書のほか、児童文学や長編小説などを出版し、多方面で活躍している。
※アニミズムとは諸事物に霊魂や精霊が宿ると考える信仰のこと
日時
平成30年1月23日(火曜)午後6時30分から8時30分
(午後6時開場)
場所
練馬区役所本庁舎20階交流会場
※西武池袋線・都営大江戸線 練馬駅から徒歩10分
参加方法
事前申込み制(定員に達し次第締切)
定員40名
入場無料
申込方法
(1)講座名「祝福芸の世界~エビス・鳥追い・春駒など」
(2)申込代表者の住所・氏名・電話番号
(3)参加人数
を電話、ファックス、電子メールのいずれかでご連絡ください。
※保育室(1歳以上の未就学児対象・定員4名)の利用をご希望の方はお子さんの氏名(ふりがな)・年齢も、 手話通訳をご希望の方はその旨を、1月12日(金曜)までに合わせてお知らせください。
問い合わせ・主催
練馬区 総務部 人権・男女共同参画課 人権啓発担当係
電話 03-5984-1452
ファックス 03-3993-6512
jinkendanjo@city.nerima.tokyo.jp
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