4・8WBCライト級挑戦者決定戦の吉野が公開練習 対シャクールへサウスポーと100R超スパー

 ◇プロボクシング・WBC世界ライト級挑戦者決定戦12回戦(4月8日=日本時間銅9日、米ニュージャージー州ニューアーク)

 WBC世界ライト級4位の吉野修一郎(31=三迫、16勝12KO)が16日、東京都練馬区の三迫ジムで公開練習を行った。同級3位シャクール・スティーブンソン(25=米国、19勝9KO)戦へ「(試合が)近づくほど緊張感も不安もワクワク感も高まっている。


厳しい戦いになると思うが、勝って笑顔で日本に帰ってくる」と意気込みを述べた。

 この日は2ラウンドのミット打ちやサンドバッグ打ちを披露しただけだったが、これまでにスパーリングは約100ラウンド消化。スティーブンソンと同じサウスポーの今永虎雅、保田克也(ともに大橋)、ジム同僚の永田大士、上原拓哉(ともに三迫)、アマチュアの秋山佑汰(自衛隊)らが相手を務め、来週には21年世界選手権金メダリストの岡澤セオン(INSPA)とも手合わせを予定している。プロでサウスポーとの対戦は初めてとあり、スパー開始当初は距離感や立ち位置に戸惑ったが、ラウンドを重ねるごとに「右も左も当たるようになってきた。サウスポーへの戦い方が分かってきた」と手応えを口にした。

 吉野は「ネクスト・メイウェザー」とも呼ばれる元世界2階級制覇王者のスター選手、スティーブンソンを「反応も良いし、スピードもあって、距離感もうまくて強い選手」と評価。椎野大輝トレーナーは最近のスティーブンソンについて「段々フットワークを減らしてきて、達人の域に来ている印象」と指摘し、「ただ、スピードがあってバランスも良いし、距離感、空間把握、支配能力が抜群に高い。そこをどう崩していくか。一番は止まらないこと、下がらないこと。吉野のボクシングをシャクールにぶつけるイメージ」と話した。吉野は戦い方について「(距離を)潰す方かなと思う」とし、「昔に比べると(スティーブンソンは)足が止まって、上半身のディフェンスが多くなったと思う。目も良いし、ディフェンスも堅いし、強いことは強いが、僕のボクシングで潰せるというか、足を使うよりは止まってディフェンスしてくれた方がかみ合うと思う」と最近のスタイルを歓迎した。

 吉野は保持していたライト級の東洋太平洋王座とWBOアジア・パシフィック王座を16日付で返上。29日に渡米し、米ロサンゼルスでメディカルチェックと最終調整を行い、4月3日にニューアーク入りする。

引用元:BIGLOBEニュース

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