【練馬】図書館司書のストライキは回避 雇用継続受け 東京
図書館司書のストライキは回避 雇用継続受け 東京 練馬区
2018年12月18日 23時07分
2つの区立図書館の運営を民間に委託するという東京 練馬区の方針に反対し、非常勤の司書で作る労働組合がストライキを行う構えを示していましたが、18日夜までの交渉で、区側が「別の区立図書館で雇用を継続する」などと回答したことから、予定されていたストライキは回避されました。
練馬区では、13ある区立図書館と分室のうち、石神井図書館と練馬図書館の運営について、5年後までに指定管理者制度を導入し、民間に委託する方針です。
これに「図書館専門員」と呼ばれる非常勤の司書たちの労働組合は、「雇用が脅かされるうえ、貴重な経験や知識が生かされなくなるおそれがある」と反対し、ストライキも辞さない構えで区側と交渉を続けてきました。
18日夜まで行われた交渉の結果、区側が「2つの図書館に指定管理者制度が導入された後も、別の区立図書館で司書たちの雇用を続ける」と回答したことなどから、19日と今月26日に予定されていたストライキは回避されました。
練馬区立図書館専門員労働組合は「多くの区民や全国の図書館の司書から支援の声が届いてうれしい。引き続き、指定管理者制度の拡充に反対していく」と話しています。
一方、練馬区教育委員会は「具体的な内容について、今後も誠意をもって協議していきたい」としています。
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