詐欺被害の女性宅に「まだ700万円ある」、男2人が侵入…警察設置のカメラに姿
オレオレ詐欺の被害に遭った東京都内の高齢女性宅に先月、強盗が押し入り、男2人が今月25日に強盗未遂容疑などで逮捕されていたことがわかった。女性宅に多額の現金があるとの情報を詐欺グループが強盗グループに流した可能性があり、警視庁が同様の事件への警戒を強めている。
発表によると、逮捕されたのは風俗店員の男(38)(新宿区余丁町)、無職の男(23)(千葉市若葉区西都賀)の両容疑者。
2人は4月18日午前3時頃、練馬区の80歳代女性宅に侵入し、寝ていた女性の口を塞いで現金を奪おうとした疑い。女性が声をあげたため何も取らずに逃げた。風俗店員の男は容疑を認め、無職の男は「現場には行った」と供述している。
女性は3月上旬、おいを名乗る男から電話を受け、現金300万円を詐取された。その後、警視庁が別の事件で逮捕した男の所持品から女性宅の地図が見つかり、この男が「女性宅にまだ現金700万円があると聞いた」と供述。警視庁は「強盗が入る可能性がある」として自宅から避難するよう女性を促したが、女性が拒んだため、捜査用カメラを設置した。このカメラに2人の姿が映っていた。
2人はツイッター上の「闇バイト」の募集に応じて強盗に入ったという。警視庁は、女性宅に現金があるとの情報を得た人物が、ツイッターで強盗の実行役を募ったとみている。
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