タイププロジェクト、都市フォント「金シャチフォント 姫」の発売を開始
名古屋の文化を書体デザインに反映した装飾的な明朝体
タイププロジェクト株式会社(東京都練馬区 代表取締役社長 鈴木 功、以下タイププロジェクト)は本日、都市フォントプロジェクトのひとつとして、名古屋をイメージして開発した「金シャチフォント 姫」の発売を開始したことを発表しました。「金シャチフォント 姫」は、本日より、タイププロジェクトオンラインショップでの販売およびTP コネクトでの提供を開始いたします。
「金シャチフォント 姫」は、漢字・仮名・欧文のそれぞれの独自性を活かしつつ、書体全体としての調和を図った新鮮かつ挑戦的で、華やかなフォントです。個性的で豪華な飾りの要素を取り入れた漢字と、平安時代のたおやかな女手*を手本にした古典的な香りのする仮名、巻き髪のような装飾的なデザインの欧文からなり、日本語の視覚表現にこれまでにないきらびやかな彩りをもたらします。(*女手の呼び名は、平安時代に漢字の使用が制限されていた女性たちが、歌や日記などで平仮名を使っていたことに由来していると言われています。)
タイププロジェクトの代表取締役 鈴木 功は、「地域特有の文化資源を書体デザインに活用する。これは都市フォント構想を貫く基本的な考えかたです。金シャチフォントは、起筆にシャチホコの反り、漢字のウロコに城の破風の形状を反映させるなど、名古屋文化の象徴を取り入れています。名古屋開府400 年にあたる2010 年に金シャチフォントのプロトタイプを発表し、フォント製品をリリースするまでの10 年間に、名古屋の企業や自治体、多くのデザイナーの求めに応じて必要な文字を提供してきました。今後は、名古屋を始めとしてより多くの皆様に、この華やかなフォントを使っていただくことを楽しみにしています。」と述べています。
「金シャチフォント 姫」のファミリーは、EL(エクストラライト)、L(ライト)、R(レギュラー)、M(ミディアム)、DB(デミボールド)、B(ボールド)の6つのウエイトで構成されています。
■ 金シャチフォント 姫
■ 使用例
金シャチフォントを採用した、パックタケヤマ社のジャパン手提げ袋 名古屋弁バージョン、大須おみやげカンパニーの名古屋Tシャツなどが販売されています。
■ 製品詳細・販売窓口
金シャチフォント 姫: https://typeproject.com/fonts/kinshachi
■ 販売価格(税込)
1ウエイト(ダウンロード版のみ):20,750円
6ウエイトセット ダウンロード版:112,000円
6ウエイトセット CD-ROM版:115,000円
■ Webフォント
REALTYPE.jp サブスクリプション: https://www.realtype.jp/
■ 製品仕様
文字セット: 9,525字(Adobe-Japan1-3をベースにカスタムグリフを追加)
ウエイト: EL(エクストラライト)、L(ライト)、R(レギュラー)、M(ミディアム)、DB(デミボールド)、B(ボールド)
フォーマット: OpenTypeフォントフォーマット
動作環境: Mac OS X、macOS、Windows 8.1、10 (いずれも日本語版)
プレスリリースはこちらからダウンロードいただけます。
https://prtimes.jp/a/?f=d20509-20200312-2418.pdf
タイププロジェクト株式会社について
「文字の可能性を広げたい」それがタイププロジェクトの原動力です。2001年の創業以来、AXIS FontやTP朝、TPスカイなど、次世代標準を目指したベーシックなフォントを提供しています。また、企業のブランディングを促進するコーポレートフォント、都市のアイデンティティを表現する都市フォントなど、多彩な成果をあげていす。「文字を通じて人々の生活をより快適に、より豊かなものにする」という企業理念のもと、新しい社会に必要な書体を開発する21世紀の文字カンパニーとして活動しています。
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