寺地拳四朗、V7戦へサウスポー対策順調「絶対に勝てる」

◆プロボクシング 報知新聞社後援WBC世界ライトフライ級(48・9キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・寺地拳四朗—同級12位ランディ・ペタルコリン(フィリピン)(23日、横浜アリーナ)

 7度目の防衛戦に臨むWBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(27)=BMB=が11日、東京・練馬区の三迫ジムでの練習を公開。


対戦相手が急きょ変更となったにもかかわらず、順調な調整ぶりと万全なサウスポー対策を強調した。

 6月にジョナサン・タコニン(フィリピン)を4回TKOで沈めて6度目の防衛に成功した拳四朗。当初はIBF世界同級王者フェリックス・アルバラード(ニカラグア)との王座統一戦が発表されたが、その後、陣営から「アルバラードが体調不良で試合ができない」と連絡があり、対戦相手がサウスポーの同級12位ランディ・ペタルコリン(27)=フィリピン=に変わった。左構えが2人続くことになるが「前回もやっていたし、感覚はすぐに戻った。いい勝ち方ができて、サウスポーにタイしても自信がついた。練習はいい感じで、絶対に勝てる。本番が楽しみ」と笑顔を見せた。

 担当する三迫ジムの加藤健太トレーナーによると、当初の予定だった右相手を合わせて約120ラウンドのスパーリングを消化。左対策でも、10日の試合で東洋太平洋王者に判定勝ちした重岡優大(ワタナベ)や日本ランカー相手に60ラウンド近く手を合わせたという。この日もサウスポーとの間合いを取るため、長い棒を使って間合いを取る加藤トレーナーとの距離をいかに縮めて打ち込むかの“変則ミット打ち”を行い、軽快なステップを披露した。

 「なるべく力まないよう、自分は手より足を意識する。足のステップでパンチを打つ、という感じ。縦の動きと、横や斜めの動きの使い分けができるようになった」と拳四朗。毎日のべ16〜20キロ、2回に分けたロードワークで心肺機能と下半身強化に努めている。父の寺地永(ひさし)会長は「帝拳プロモーションなど関係各位に防衛戦ができることを感謝申し上げたい。急に決まった相手とはいえ、WBC12位、WBO9位と侮れる相手ではない。ボクシングもファイトもできる、変幻自在だ。日本記録の13連続防衛を目指してほしい」と話した。拳四朗は「一戦一戦勝てば、自然と13回防衛は超えると思う。自信はメッチャあります」と言葉に力を込めた。

引用元:BIGLOBEニュース

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