「としまえん」最後の日曜日、「流れるプール」に人波
今月いっぱいで94年の歴史に幕を下ろす遊園地「としまえん」(東京都練馬区)には、最後の日曜日となった30日、閉園を惜しむ大勢の家族連れらが訪れた。
東京都心で35度以上の猛暑日となったこの日、園のプールは涼を求める人でごった返した。浮輪につかまって「流れるプール」を楽しんでいた埼玉県和光市の小学5年の男子(10)は「のんびりできて気持ち良かった。
このプールだけでも残してほしかった……」と名残惜しそうに話した。
約20年ぶりに夫婦で訪問したという男性(58)は「さみしいですが、時代の流れだから閉園は仕方ないですね」。世界最古級の回転木馬は解体・保管される予定だが、男性は「またどこかで展示してほしい。そうしたら見に行きたい」と語った。
最終日となる31日は午前9時開園。午後8時に花火が打ち上げられた後、94年の歴史を閉じる。
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