としまえん跡地に思い出伝える遊具広場 東京都が整備計画
東京都は昨年8月に閉園したとしまえんの跡地に整備を予定している「練馬城址公園」(練馬区)の整備計画をまとめた。中間案に対するパブリックコメント(意見公募)で同園の面影や園内のプールを残してほしいという声が多かったこともあり、同園の記憶を伝える遊具広場などを整備することにした。【竹内麻子】
意見公募では2425件の意見が寄せられ、「同園を思い出せるものを残してほしい」という声が多かった。
都は同園の遊具そのものは設置する予定はないが、同園の記憶を伝え、子どもたちが楽しめる遊具を用意する。としまえんや城跡の歴史を伝える案内所も作るという。
一方、存続を求める署名活動が行われた園内のプールについては1000件以上の声が寄せられたが設置しない見通しで、子供が水遊びできる流れや浅瀬を作るとした。都は理由を「利用形態や季節が限定される施設を設ける予定はなく、防災機能向上の観点から広場を確保するため」としている。
公園は約27ヘクタールで、五つのゾーンに分かれる。北側のゾーンには民間事業者による「ハリー・ポッター」のテーマパークが2023年にオープンする予定。都は広域防災拠点の視点を入れ整備を進める方針で、29年度までに大部分を完成させるとしている。
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