法廷で傍聴人を暴行 男を逮捕 警視庁
東京地裁で民事裁判が行われていた法廷内で傍聴人の30代男性に暴行を加えてけがをさせたとして、警視庁が20日、傷害容疑で東京都練馬区の飲食店従業員、伊藤洋容疑者(53)を逮捕したことが、捜査関係者への取材で分かった。男性は投資トラブルをめぐり伊藤容疑者を刑事告訴しており、伊藤容疑者は「近づいて文句は言ったが指一本触れていない」と容疑を否認している。
法廷では別の投資トラブルで相談相手だった伊藤容疑者に預金を着服されたとして、伊藤容疑者を相手取って女性会社員が起こした民事訴訟があり、男性が傍聴していた。閉廷後、伊藤容疑者は男性に怒鳴り声を上げながらつかみかかり、暴行を加えたという。
男性は以前、自身のトラブルをめぐり伊藤容疑者に相談。その後、伊藤容疑者が弁護士資格を持たないのに解決のための手付金を受け取ったとして、弁護士法違反(非弁行為)罪で警視庁に刑事告訴した。
逮捕容疑は昨年12月21日、東京地裁の法廷内で傍聴に来ていた男性の胸ぐらをつかみ、壁にぶつけるなどして男性に軽傷を負わせたとしている。
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