手足口病の発生が警報基準値を超えています
手足口病にご注意ください
夏に流行する子どもの感染症に、手足口病やヘルパンギーナなどがあります。
東京都内では、手足口病の患者数が増加し、26週(令和元年6月24日から30日)から都内保健所31か所中10管内で警報レベルに達しています。
練馬区においても、手足口病の患者数が東京都の流行警報基準を超えており(東京都の手足口病の流行警報基準:5.0人/定点)、集団発生も報告されています。
※注釈:手足口病の警報基準 保健所単位で定点あたり5.0人/週を超えると警報開始となり、2.0/週を下回ると警報が終息します。
都民向け情報リーフレット(手足口病の報告数が増加しています!)(外部サイト)
手足口病とは
- エンテロウイルス属のウイルスで引き起こされ、ウイルスが含まれた咳やくしゃみを吸い込んだり、手についたウイルスが口に入ったりすることで感染します。
- 潜伏期間は3から5日で、口の中、手、足の裏を中心に発疹や水ほうができます。あまり高い熱は出ません。
- 食事や水分がとりにくくなり、脱水症状をおこすことがあります。水分補給に努め、やわらかく、刺激の少ない食事を工夫しましょう。
- つらい症状をやわらげる治療が中心です。ワクチンや特効薬はありません。重症化はまれですが、合併症として急性脳炎や心筋炎があります。
感染経路と感染予防のポイント
- 患者の咳やくしゃみなどのしぶきに触れることによって感染します(飛沫・接触感染)。
- 感染予防は、手洗い、うがい、咳エチケットが有効です。
咳エチケット
- 咳が出るときはマスクをつける
- 咳やくしゃみの際にはティッシュなどで口や鼻を押さえる
- 咳やくしゃみがほかの人に直接かからないようにする
- 集団生活ではタオルの共有は避けましょう。
- 症状がおさまった後も、患者さんの便の中にはウイルスが含まれますので(2から4週間)、トイレの後やオムツ交換の後、食事の前には手洗いを心がけましょう。
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