うなぎを食べるときの気まずい待ち時間を和ませてくれる3つ小ネタ
8月に入ってようやく梅雨が終わって例年のように暑い日差しが戻ってきました。
猛暑の中を歩いていると日差しとマスクで暑くて体力が激しく消耗していくのを感じます。
また、この時期になるとコンビニやスーパーなどで真空パック詰めされたウナギの蒲焼が2000円~4000円で販売されているのを目にします。
今年はウナギが豊魚というニュースを見たのですが、全然安くなっている気配がないのはなぜでしょうか。
個人的にはウナギの美味しさの本体はウナギのタレだと思いっているので、別に羨ましくはない…ですよ
練馬にも鰻屋さんはいくつかありますが、ウナギを食べに行った時に料理が運ばれてくるまでの合間にへぇーと唸ってします小ネタを3つ用意しました。
1.日本人は縄文時代からウナギを食べてきた。
日本のおよそ130箇所の縄文・弥生遺跡からウナギの骨が出土していていることから、少なくても約4000年前の縄文時代の中・後期からウナギを食べてきたのではないかと言われています。
今よりも自然の多い縄文時代では、川や河川の至るところにウナギが生息していたのでしょう。そのような身近な場所ならば高度な仕掛けなど無くても手でウナギを捕まえることができたはずです。
ウナギは夏バテ防止の代名詞にもなっているように、その栄養価の高さも相まって縄文人たちにとって重要な食料源だったのです。
ウナギの骨が出土している遺跡はウナギの回遊経路となっている黒潮が流れる太平洋岸に多い傾向があります。特に東京湾や仙台湾の周辺では、たくさんの遺跡からウナギの骨が見つかっています。
2.ウナギの価格は競りでは決まらない
競りと聞くと正月の風物詩のマグロの競りを想像します。漁師や漁協から販売を委託され、競りを行う卸業者に
向かって「1億」「1億5千万」いや「3億」と購入する価格を提示している仲卸業者の様子が思い出さます。
ウナギも同じように競りをするのかと言うとそうではなく、ウナギの価格は産地、サイズ、年齢で決まります。
ウナギの価格は鹿児島、宮崎、高知、静岡などうなぎが養殖されたそれぞれの産地により価格が各産地の漁業協同組合によって決まります。同一産地ならどの養殖業者の養殖池から出荷されたウナギも、一律の価格で組合に出荷されることになります。組合に参加していない養鰻業者も、その産地の組合が設定した価格に合わせて地元の問屋に出荷します。
サイズも価格に反映されます。ウナギのサイズの表し方ですが、少し独特で、「何匹で1kgになるか」という表し方をします。一匹の体重が平均200gなら5匹で1kですから5P(ピース)、一匹250gなら4P(ピース)という呼び方をします。
養殖池から出荷されるウナギのサイズは3~5Pが主流で平均体重が大きくなるほどウナギの相場は下がります。
最後にウナギの年齢も価格に影響します。天然のシラスウナギを養殖池に入れ、
1.およそ1年育てて出荷した場合
2.2年かかって出荷サイズまで大きくした場合
どちらが価格が高くなるでしょうか?
「2年かかって出荷サイズまで大きくした場合」の方が、手間やエサ代が1年で育ててものよりも多くかかっているので1よりも2の方が価格が高いと思うかもしれません。
ですが、答えは1の方が価格が高くなります。1年育てて出荷したウナギは1歳ですが、2年かかって出荷サイズまで大きくしたウナギは2歳です。ウナギも若いほうが川が柔らかく身もふっくらして美味しく調理できるのです。
3.「松・竹・梅」はどれを注文してもウナギの質・種類は一緒
鰻屋でメニューを開くと必ずと行っていいほど「松・竹・梅」のランク分けされた文字が見つかります。価格は高い順に松>竹>梅となっていることがほとんどで「松」の方が「竹」や「梅」よりも美味しんだろうなーと思うかもしれません。
ですが、この「松・竹・梅」はウナギの質や種類は一緒でちがうのは蒲焼きの量や部位だけなんですねえ。
言い換えると
松 => 大盛り
竹 => 中盛
梅 => 普通盛り
といった感じになります。「松」が大盛りと言ってもご飯ではなくちゃんとウナギの蒲焼きの量のことなので、ウナギをお腹いっぱい食べたい人向けということになりますね。
でもお店によっては上のランクのウナギを別メニューで用意している場合があります。
その場合は「○○ウナギ(ブランド)使用)」などと書かれたいることが多いようです。
そろそろ夏バテしてきたので練馬でうなぎを食べてこようっと。
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