としまえん、大勢の来場客に見守られ94年の歴史に幕 閉園惜しむ声「本当に終わりなんだ」「帰りたくない」とネット上にも
東京都練馬区の遊園地「としまえん」が、8月31日21時をもって、多くの来場客に惜しまれつつも閉園となりました。最後を見届けた来場客からは「本当に終わりなんだって……」「涙がとまらないです。帰りたくない」など、閉園を惜しむ声も多くあがりました。
としまえんは1926年(大正15年)にオープン。
都内にある遊園地としては最大級の規模を誇り、地元住民からも愛されていましたが、今年になって閉園を正式に発表。敷地の一部は今後、「ハリー・ポッター」の関連施設や、防災拠点(公園)として活用される予定です。
最終日となった8月31日には、閉園を惜しむ多くの人でにぎわったほか、20時からは花火も打ち上げられ盛り上がりは最高潮に。最後は世界最古級の回転木馬として有名なアトラクション「カルーセルエルドラド」の前で社長らによる挨拶も行われ、94年間の歴史に幕をおろしました。
閉園後、公式サイトにはこれまでの感謝をつづったメッセージも掲載。またネット上でも「#としまえん」「#ありがとうとしまえん」などのハッシュタグで、園への感謝の声や、これまでの思い出を語る声があふれました。今後、「チャレンジトレイン」や「スナッピー」など一部のアトラクションはが埼玉県の西武園ゆうえんちなどに移設される予定です。
●サイトに掲載されたメッセージ
2020年8月31日
としまえんは94年間の営業を終え閉園しました
としまえんは歴史・伝統を大切に、
常にとしまえんらしさを感じていただき、お客さまが笑顔で
お帰りになられることを考え続けてきました。
としまえんでの思い出、記憶を
皆さまの心の片隅に
残していただければ幸いです。
94年間、としまえんを愛していただき
本当にありがとうございました。
(公式サイトより)
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