ランナーの心肺停止事故を無くすアプリ 「ランナーズ・ドック」リリース

アフターコロナで活発化するマラソン大会において、心肺停止をはじめ内臓機能に起因する事故を防ぐ新規ソリューション

株式会社メディカルリテラシー(本社:練馬区、代表取締役:小林 秀平)は、約5分の問診によりマラソン大会出走前に心肺停止のリスク因子を特定するランナー健康状態チェックアプリ「ランナーズ・ドック」の提供を2023年1月より開始しました。大規模大会としては1月29日開催の「第20回新宿シティハーフマラソン・区民健康マラソン」において、多くの出走ランナーにご利用いただきました。
URL:https://medical-literacy.com/runners-dock/

■ランナーズ・ドックとは




約5分の問診により、安心して「強く」「美しく」走ることをアシストする無料Webアプリです。
心肺機能のリスク因子を医師の医学的知見(アルゴリズム)により分析し、結果を即表示します。
問診結果はクラウドに保存されます。

■開発背景
強くなりたい、モチベーションを高めたい、美しくなりたいなどの目的でマラソン競技人口が増えている中、走る上での適切な健康チェック(管理)を行わないことによる心肺停止事故が発生しております。心肺停止事故は内臓機能・喫煙歴・生活習慣等を事前にチェックすることにより、高い確率で防ぐことができます。しかし、マラソン大会における対策は心肺停止事故が発生した時にAEDが出動する救護体制の整備に留まっているというのが現状です。この現状で、簡単に心肺停止のリスク因子を事前にチェックすることのできるアプリの必要性を強く感じ、ランナーの心肺停止事故を防ぐアプリ「ランナーズ・ドック」の開発に至りました。

■アフターコロナのマラソン大会
2019年の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行により、マラソン大会中止を余儀なくされておりましたが、2022年より東京マラソンをはじめ全国各地で大規模市民マラソン大会が再開されております。こうした中、大会再開は喜ばしい反面、レース中の心肺停止事故が相次いでおります。大会直前にランニング量を増やすという市民ランナーのルーティーンが、約3年間の大会開催自粛により途切れ、以前と同じ感覚で大会時に負荷を掛けてしまっていることも要因の一つであると考えられます。ランナーズ・ドックは健康状態のチェックに加え、日々のトレーニング状況やウェアラブルデバイスの活用状況についても問診することにより、大会出場ブランクによる事故の発生要因も特定します。
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=ZlQ3bETQBGA&t=70s ]

YouTube:ランナーズドック解説 1〜ランニングのリスクとは?

■臨床経験豊富な内科・循環器系の専門医による設計
実臨床において、数十年にわたり内科系疾患の治療に携わってきた臨床経験豊富な医師により、ランナーズドックのアルゴリズムは設計されております。また、臨床医でありながら市民ランナーという一面を持つ医師を中心に設計しておりますので、ランナーインサイトを把握したモチベーションアップに繋がる問診と結果表示を意識して開発を進めております。
■開発ドクター

永野 正史(フルマラソン市民ランナー)練馬桜台クリニック 院長、日本内科学会総合内科認定専門医、日本腎臓学会認定専門医、日本透析医学会認定専門医
丹沢 俊弘 (フルマラソン&ウルトラマラソン市民ランナー)田村クリニック 院長、日本内科学会総合内科専門医、日本循環器学会循環器専門医
伊苅 裕二 (国内トップアスリートの心機能管理研究)東海大学医学部付属病院 循環器内科 教授・診療科長、日本内科学会総合内科専門医、日本循環器学会循環器専門医、日本心血管インターベンション治療学会名誉専門医・指導医
上妻 謙(フルマラソン市民ランナー・大会にて心停止救護経験あり)帝京大学医学部付属病院 循環器内科 教授、日本内科学会総合内科専門医、日本循環器学会循環器専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医
伊東 重豪(フルマラソン市民ランナー)伊東クリニック 院長日本内科学会総合内科専門医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医

画面イメージ:ランナーズドックの4step

■今後の展開
現状は健康状態・ランニング経験値の問診による分析・結果フィードバックとなりますが、二次開発はウェアラブルデバイスや非接触バイタルセンシングとの連携により、大会以外の場面でも自己管理できるシステムへと進化させることで、ランナーが安心して強く美しく走り続けるアシストをするアプリケーションという位置付けを目指します。

引用元:BIGLOBEニュース

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