NHK放送総局長 チーフプロデューサー逮捕を謝罪「非常に遺憾です」

 NHKの木田幸紀放送総局長が19日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、放送総局大型企画開発センター所属の阿部博史チーフ・プロデューサー(41)が路上で無理やり女性にわいせつな行為をしたとして、警視庁に逮捕されたことを受け、改めて謝罪した。

 木田放送総局長は「職員が逮捕されたことは非常に遺憾です。事実関係を確認したうえで、適切に対処いたします。


コンプライアンスの徹底を組織の隅々まで浸透させるよう取り組んでいるさなかで、非常に残念です。視聴者の皆様に深くお詫びをいたします。今後一層、綱紀粛正に努めてまいります」と謝罪した。

 また「おとといのことで、事実関係がなかなかわからない点が多い。現在はその確認を急いでいるというところです」とも話し、混乱をうかがわせた。

 容疑者については、担当者は「面会はしていない」としつつ、「本人は覚えていないと供述していると聞いているが、それ以外はわかりません。前日は午後7時は退勤しており、当日(23日)は休みでした」と説明した。

 同局は17日に報道各社宛のファクス書面で、今年2月23日未明に、東京都練馬区内の歩道上で、女性に対してわいせつな行為をしたとして、17日に強制わいせつ容疑で逮捕されたことを公表。「職員が逮捕されたことは遺憾です。事実関係を確認するとともに、捜査に協力してまいります」とコメントを発表した。

 阿部容疑者はNHKには2004年に入局。NHKスペシャルのシリーズ「震災ビッグデータ」などを手がけた。17年にスタートし、不定期で放送していたタレントのマツコ・デラックス(46)と元同局の有働由美子アナウンサー(50)がMCを務める「AIに聞いてみた どうすんのよ!? ニッポン」では、登場するAI開発チームの責任者として出演していた。

 同番組に登場する人工知能(AI)の名称「AIひろし」は有働アナが阿部容疑者の名前を「ひろふみ」ではなく、「ひろし」と呼び間違えたことをきっかけに、マツコが名付けたもの。

引用元:BIGLOBEニュース

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