令和元年10月1日から 高齢者インフルエンザ予防接種費用の一部助成が始まります
インフルエンザについて
インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。
インフルエンザにかかった人が咳やくしゃみなどをすることにより、ウイルスが空気中に広がり、それを吸いこむことによって感染します(飛沫感染)。
典型的なインフルエンザの症状は、突然の高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などで、のどの痛み、咳、鼻水などもみられます。普通のかぜに比べて全身症状が強いのが特徴です。
気管支炎や肺炎などを合併し、重症化することが多いのもインフルエンザの特徴です。
インフルエンザ予防接種の有効性
予防接種を受ければインフルエンザに絶対にかからないというものではありませんが、発病を予防することや、発病したときの重症化を予防する一定の効果があるとされています。
接種を受けてからインフルエンザに対する抵抗力がつくまでに2週間程度かかり、その効果が十分に持続する期間は約5か月間とされています。
より効率的に有効性を高めるには、毎年インフルエンザが流行する前の12月中旬までに接種を受けておくことが望ましいです。
助成対象者
接種日現在、練馬区に住民登録があり、次のいずれかに該当する方です。
- 昭和30(1955)年1月1日以前に生まれた方で、接種日現在で65歳以上であること。(64歳の方は、65歳の誕生日の前日から予診票が使えます。)
- 昭和30(1955)年1月2日から昭和35(1960)年1月1日までに生まれた方で、心臓・腎臓・呼吸器の機能またはヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能の障害で身体障害者手帳1級程度の障害がある方で、接種日現在で60歳以上であること。(59歳の方は、60歳の誕生日の前日から予診票が使えます。)
助成期間と接種回数
令和元(2019)年10月1日(火曜)から令和2(2020)年1月31日(金曜)までで、1回です。
この期間に接種を受けてください。
接種費用
自己負担額 2,500円です。
接種を受けた医療機関の窓口にお支払いください。
注釈:生活保護受給中および中国残留邦人等支援給付中の方は、接種費用が免除(無料)されます。
予診票の「自己負担額」欄に「なし」の記載があることをご確認ください。
免除対象の方で、お手元の予診票の「自己負担額」欄に「なし」と記載されていない方は、お手数ですが、練馬区保健所保健予防課予防係までご連絡ください。(電話:03-5984-2484(直通) ファクス:03-5984-1211)
次のいずれかに該当する場合、助成は受けられません
- 接種日現在、練馬区に住民登録がない場合(転出届を提出した日付ではなく、転出日から住民登録はなくなり、全額自己負担となりますので、ご注意ください。)
- 予診票の有効期間(令和元(2019)年10月1日(火曜)から令和2(2020)年1月31日(金曜)まで)外に接種する場合
- 「令和元(2019)年度 高齢者インフルエンザ予防接種予診票」を医療機関に持参しなかった場合
注釈:転出した方は、接種を受ける前に転入先の行政機関に転入の手続をし、転入先で接種、助成を受けてください。
接種を受ける場所
- 練馬区の予防接種協力医療機関(「令和元(2019)年度 練馬区予防接種協力医療機関一覧」をご覧ください。)で受けてください。(「予防接種協力医療機関一覧表」にない区内医療機関で接種をご希望の方は、医療機関に練馬区の予防接種協力医療機関であるかをお問い合わせください。)
- 練馬区以外の22区、西東京市および武蔵野市の予防接種協力医療機関でも受けられます。(当該自治体の予防接種協力医療機関であることを確認してください。)
- その他の自治体で接種をご希望の場合には、練馬区保健所保健予防課までご相談ください。
- 予防接種ができる日は、医療機関によって異なります。必ず、事前に各医療機関へ確認をしてください。
接種時にお持ちいただくもの
- 「令和元(2019)年度 高齢者インフルエンザ予防接種予診票」(事前に必要事項をご記入ください。)
- 郵送された「令和元(2019)年度 高齢者インフルエンザ予防接種のお知らせ」
- 氏名、住所、生年月日(年齢)が確認できる書類(健康保険証または、後期高齢者医療被保険者証など)
接種を希望する方へ
インフルエンザ予防接種について、このページをよくお読みになり、接種の効果、副反応などについて理解したうえで、接種を受けてください。
もし、気になることやわからないことがあれば、接種を受ける前に医師や看護師に相談してください。
予診票は医師にとって接種の可否を決める大切な情報です。
基本的には、接種を受ける本人が責任を持って記入し、正しい情報を医師に伝えてください。
注意1:予診票の下から2番目の囲いの「インフルエンザ予防接種希望書」欄には、署名が必要です。
注意2:本人が署名することが難しい場合は、原則としてご家族が本人の接種意思を確認し、以下の1.から3.を代筆してください。
- 被接種者署名(氏名)を代筆
- 代筆者氏名
- 続柄
予防接種を受ける際に担当医師とよく相談しなくてはならない方
- 心臓病、腎臓病、肝臓病、血液の病気、発育障害などの治療や指導を受けている方
- 前に予防接種(インフルエンザ予防接種以外)を受けたとき、2日以内に発熱、発しん、じんましんなどのアレルギーを疑う症状があった方
- 過去に、ひきつけ(けいれん)を起こしたことがある方
- 過去に、免疫不全の診断をされている方、近親者に先天性免疫不全症の人がいる方
- 間質性肺炎、気管支ぜん息などの呼吸器系の病気のある方
- インフルエンザワクチンの成分または食品(ニワトリの肉や卵など)に対して、アレルギーがあると言われたことがある方
注意:かかりつけ医で継続して治療を受けている場合には、原則としてかかりつけ医で接種を受けてください。
かかりつけ医以外の医療機関で接種を受ける場合には、主治医の意見書または診断書が必要なこともあるので、かかりつけ医とよくご相談の上、医療機関をお決めください。
予防接種を受けられない方
- 接種を受ける時、体温が37.5℃以上ある方
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方(急性の病気で薬を飲む必要のある方は、その後の病気の変化が分からなくなる可能性があるため、その日の予防接種は、受けることを見合わせるのが原則です。)
- 予防接種に含まれている成分または食品(ニワトリの肉や卵など)に対して、アナフィラキシーを起こしたことのある方(「アナフィラキシー」とは、接種を受けてから約30分以内に起こる重度のアレルギー反応です。汗がたくさん出る、顔が急に腫れる、全身にひどいじんましんが出る、吐き気、嘔吐(おうと)、声が出にくい、息が苦しいなどの症状に続き、血圧低下や意識障害を起こす激しい全身反応です。)
- 以前にインフルエンザ予防接種を受けたとき、2日以内に発熱、発しん、じんましんなど、アレルギーと思われる異常がみられた方
- その他、医師が予防接種を受けることが不適当と判断した方
予防接種を受けた後の注意
- 接種を受けた後30分間は、急な副反応が起こることがあります。医師(医療機関)とすぐに連絡を取れるようにしておきましょう。
- インフルエンザ予防接種の副反応の多くは24時間以内に出現します。特にこの間は体調に注意しましょう。
- 接種当日の入浴は差し支えありませんが、接種を受けた部位をこすることはやめましょう。
- 接種当日は、接種を受けた部位を清潔に保ち、いつもの生活をしてもかまいませんが、激しい運動や大量の飲酒はさけましょう。
- 接種を受けた部位が赤くなったり、痛んだり、軽いだるさ、発熱、さむけなどを覚えることがありますが、いずれも通常2日から3日中には特別の処置をしなくてもおさまります。
- 万一、高熱やけいれんなどの異常な症状が出た場合は、すみやかに接種医またはかかりつけ医の診察を受けてください。
副反応(予防接種によって起きる副作用)
通常みられる局所の副反応として、接種を受けた部位が赤くなったり、腫れたり、しこりができたりすることなどがあります。
また、全身性の反応として、発熱、頭痛、さむけ、だるさなどが見られますが、通常2日から3日のうちに治ります。
まれではありますが、重大な副反応として、「ショック、アナフィラキシー様症状(血圧低下、呼吸困難、顔面蒼白等)」などの反応がみられることもあります。
予防接種による健康被害と救済制度
詳しくは、「予防接種による副反応および健康被害と救済制度」をご覧ください。
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