「先生の希望引き継ぐ」…中村哲さんしのぶ会に600人
昨年12月にアフガニスタンで銃撃を受けて死亡した民間活動団体「ペシャワール会」現地代表で医師の中村哲さん(当時73歳)を追悼する会が1日、東京都練馬区で開かれ、関東地方の支援者ら約600人が中村さんの突然の死を悼んだ。
会では冒頭、中村さんがアフガニスタンで取り組んでいた用水路の建設工事などの功績を紹介する動画を上映。その後、全員で黙とうをささげた。
ペシャワール会の村上優会長(70)は、中村さんが用水路工事のほか、農業や医療など幅広い分野で現地に貢献をしてきたことに触れ、「中村先生の希望は我々が引き継ぎたい」と強調した。また、中村さんを20年以上取材してきたという谷津賢二さん(58)は、医師がいない村で一人ひとりに声をかけていた中村さんの姿を回想し、「持たざる者への親愛の情がある人だった」としのんでいた。
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