『鬼滅の刃』を猛プッシュする映画館に入ると… スタッフの本気度に震えた
原作、テレビアニメに続き、劇場版アニメが大ヒットを遂げている『鬼滅の刃』。多くの映画館では、複数のスクリーンで同時に上映するなど、力の入れ具合がうかがえる。
■映画館入り口に炭治郎が
しらべぇ編集部がキャッチした情報によると、東京・練馬区にある映画館『T.ジョイSEIBU大泉』では、同作品の装飾にも力を入れているよう。
実際に現地に行ってみると、建物入り口には『鬼滅の刃 無限列車編』の大きな幕が飾られていた。写真では伝わりづらいが、かなりの迫力。
建物のエスカレーターを登ると、映画館に到着。ポップコーンの甘い香りが広がるロビーを少し進むと、「鬼殺隊」(鬼を退治するために作られた組織)の隊服に、主人公・竈門炭治郎(かまど・たんじろう)のトレードマークとも言える市松模様の羽織を身に着けたマネキンが。
見切れてしまっているが、足元には鬼にされた妹・竈門禰豆子(かまど・ねずこ)を背負うための箱もしっかり用意されている。
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■藤の花や折り紙作品も展示
そして、ロビーの中心にでんと飾られていたのは、作品の巨大なパネル。その上には鬼が嫌う「藤の花」を模した装飾もあり、かなり細かい演出に鬼滅ファンである記者も興奮し、カメラを持つ手が震えてしまった。
またパネルの横には折り紙で作られたキャラクターが大集合しているのも、同館ならではのポイント。
こちらも一つ一つ芸が細かいのだが、とくに記者が感動したのは「柱」と呼ばれる鬼殺隊最高位の剣士の一人で、「蟲の呼吸」の使い手・胡蝶しのぶ(こちょう・しのぶ)と、
胡蝶しのぶに師事する栗花落カナヲ(つゆり・かなを)。
2人が身に着けた蝶の髪飾りに注目してほしいのだが、繊細な模様を手描きで再現しているのである。
■鬼滅愛溢れるスタッフ
他にも、休憩スペースのようなところには、映画のシーンを切り取った絵が数点飾られており、そちらにも藤の花が。
かなり気合の入ったこれらの装飾だが、館内のスタッフによると、映画公開直後からこのような装飾が施されているという。折り紙作品は時間がかかりそうなものだが、「スタッフみんなで作りました」とのこと。鬼滅愛あふれるスタッフが多いのだろう。
こちらの映画館は他にも系列店があるが、装飾はこちらの店舗完全オリジナルで、新宿にある映画館は他の作品の宣伝に力を入れているという情報も。
同映画館だけでなく、系列店もプロモーションに力を入れているため、もしかしたら今後も様々な装飾で楽しませてくれるかもしれない。
■これはもう「聖地」
映画館の下にはゲームセンターがあり、そちらも『鬼滅の刃』を全面的にプッシュしているよう。
階下のゲームセンターでは『T.ジョイSEIBU大泉』のチケットを提示すると、「クレーンゲーム1プレイ無料」というお得な特典も。
また、建物内にあるヘアカラー専門店や飲食店でも、様々な特典が受けられるようだ。
そしてこれは余談だが、1階には『鬼滅の刃』の赤い丸が入ったロゴによく似た看板のラーメン店まで入っている。
映画館のみならず、建物全体を通して『鬼滅の刃』を感じることができるため、「新たな聖地」と呼んでも過言ではないかもしれない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・稲葉 白兎)
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