【毎日新聞・牧太郎の青い空白い雲/723】4月19日の悲惨な交通事故が「上流国民」という言葉に市民権を与えてしまった
牧太郎の青い空白い雲
/723 「引きこもり息子」を殺した“上流国民”の家庭道徳観?
「上流国民」という言葉は嫌らしくて好きになれなかった。特定の人たちが
妙に皮肉っぽく使う「ネットスラング」の類い。無視していたのだが、
4月19日の悲惨な交通事故が「上流国民」という言葉に市民権を与えてしまった。
この日の正午過ぎ、東京・池袋で、87歳の高齢ドライバーが運転する
乗用車が暴走。2人の母子が死亡。多くの怪我(けが)人も出した。
大惨事だった。しかし、運転手はなぜか逮捕されなかった。
ネットが詮索を始めた。「運転手が元高級官僚(旧通産省工業技術院長)という上級国民だったから逮捕され… (この記事は有料記事です。)
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(2019年6月23日 05時00分、最終更新 6月23日 16時16分)
元農林水産事務次官、熊沢英昭容疑者が長男英一郎さんを殺害したとされる自宅
=東京都練馬区早宮4で2019年6月4日午後0時48分、最上和喜撮影
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