「期日前」推進 混雑情報をネット発信…投票日の密回避へ
新型コロナウイルス下で行われている東京都議選では、各自治体の選挙管理委員会が、積極的に期日前投票をするように呼びかけている。4日の投票日に会場での混雑を避けるためで、選管側も工夫を凝らしている。
練馬区選管は、スマートフォンを使い、2次元コードを読み取ることで、期日前投票所の混雑状況を把握できるシステムを導入した。
有権者が受け取る「選挙のお知らせ」の封筒に記載し、スマホで読み取ると、区内7か所の期日前投票所が地図上に現れ、「空(す)いています」「やや混雑しています」「混雑しています」と混み具合が3段階で示される。
区選管のホームページからも確認でき、期日前投票ができる3日まで利用が可能だ。区選管は「状況を見ながら、密になりにくい時間帯に来てほしい」と呼びかけている。
板橋区でも同様の取り組みを始めた。区によると、期日前投票の初日となった6月26日の投票者は、前回選の初日と比べて約1.4倍となった。システムには、この日だけで700回ほどのアクセスがあったという。
区の担当者は「初日の投票者もアクセスも想定していたより多かった。コロナ禍で有権者が混雑を避ける意識が高くなったことが数字に表れている」と分析している。
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