オンラインさい銭、サービス停止=「詐欺?」疑う神社も

全国の神社に関しユーザーからの投稿情報などを掲載するインターネットサイトがオンラインでさい銭代行の受け付けサービスを始めたところ、複数の神社から詐欺を疑ったり、注意を呼び掛けたりする投稿が相次いだ。運営者は8日にサービスを停止したが、「詐欺行為は断じて行っていない」と掲載。取材に対し「連絡不足で混乱を招いた。ご迷惑をお掛けし申し訳ない」と謝罪した。


 問題となったのは、一般社団法人「神社を守る会」(東京都練馬区)が5月に開設したサイト「カミムスビ」。神社と金額を指定してカード決済すると、後日神社への奉納を代行する仕組みで、6月21日にサービスを開始。今月8日ごろから、「関係ない団体がさい銭を募っている」と投稿する神社が相次ぎ、停止に追い込まれた。

 サイトを実質的に運営する男性によると、開設について事前に神社本庁へ相談していたが、さい銭代行サービスは全国の神社に無断で始めていた。
 取材に対し「経営難の神社を助けたかった。コロナ禍で参拝できない中、オンラインでさい銭ができたらいいと思った」と説明。実際に受け付けたのは青森県の神社宛ての1件1万円だけだった。神社本庁によると、騒ぎになる前に運営者から同県神社庁に奉納の申し出があり、当該神社へ取り次いだという。
 男性は「国内にたくさんある神社全てに連絡はできなかった」と非を認める一方、「神社の未来のために新しいテクノロジーの活用も必要だ」と訴えた。
 神社本庁は「奉納の形として適切かどうか疑義もある。(運営者は)誠意ある姿勢を示しているので、話を聞いていきたい」としている。 【時事通信社】

引用元:BIGLOBEニュース

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