<外環道>三郷南−高谷間開通 都心通らずディズニーへ
東京外郭環状道路(外環道)の三郷南インターチェンジ(IC、埼玉県三郷市)−高谷ジャンクション(JCT、千葉県市川市)間の15.5キロが完成し、2日午前に記念式典があった。一般車両の通行は同日午後4時から。千葉の湾岸部と北関東エリアが都心部を通らずに直接高速道路でつながり、東京ディズニーリゾート(同県浦安市)へのアクセスも向上するなど、観光交流の促進や物流の効率化が期待されている。
式典で、石井啓一国土交通相は「都心部の渋滞改善や、広域的な観光交流など、開通の効果は首都圏に広く及ぶ」と述べた。
同区間の都市計画が決定した1969年から半世紀をかけての開通となった。これで外環道は6割が完成し、常磐道、東北道、関越道と三つのJCTでつながる。国交省によると、高谷JCTと三つのJCTの所要時間は都心部を通るこれまでのルートに比べ、約20〜30分短縮される。
大泉JCT(東京都練馬区)−東名JCT(仮称、世田谷区)間の16キロは整備中で、東名JCT−首都高速湾岸線の20キロは着工の見通しが立っていない。【小林多美子】
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