「息子を刺し殺した」と通報、元農水次官を逮捕

 1日午後3時半頃、東京都練馬区早宮の民家から、「息子を刺し殺した」と110番があった。警察官が駆け付けたところ、住人の無職熊沢英一郎さん(44)が胸などを刺されて倒れており、約1時間後に搬送先の病院で死亡が確認された。警視庁練馬署は、同居する父親の元農林水産省事務次官・熊沢英昭容疑者(76)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕し、容疑を殺人に切り替えて事情を聞いている。


 発表によると、熊沢容疑者は1日午後3時半頃、自宅で、長男の英一郎さんの胸などを包丁で刺した疑い。調べに対して、「長男を包丁で刺した」と容疑を認めている。

 熊沢容疑者は、妻と英一郎さんとの3人暮らし。英一郎さんは仕事をしておらず、近所の住民は姿を見たことがなかったという。練馬署は、熊沢容疑者が自宅にあった包丁で英一郎さんを刺したとみて、動機を調べている。

 現場は東京メトロ有楽町線・副都心線平和台駅から約700メートルの住宅街。

 熊沢容疑者は東大卒業後、1967年に当時の農林省に入省。農水省経済局長などを経て2001年1月に事務次官に就任した。在任中にBSE(牛海綿状脳症)を巡る同省の対応が批判され、02年1月に辞任。退官後はチェコ大使を務めた。

引用元:BIGLOBEニュース

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