クオリティの高さに脱帽!高級レゴを手に入れるために6歳の男の子がとった行動とは?
アーティスト・絵本作家として活動するBoojil ブージル-おかっぱちゃん(@Boojil)さんの、とあるツイートが話題を呼んでいます。6歳の息子さんが欲しいものを手に入れるために、自力でハイクオリティなマフラーを編みあげて、売ることに成功したのです。
6歳の男の子が「高級レゴ」欲しさに成し遂げたこと
子どもからちょっと高価なものをおねだりされた時、皆さんならどうしますか? 我慢するように言い聞かせる? 「テストで満点とったらね」と条件付きでOKする? それとも……?
アーティスト・絵本作家として活動するBoojil ブージル-おかっぱちゃん(@Boojil)さんは、そのどちらでもありませんでした。
色彩豊かで丁寧に編まれたマフラーを作ったのは、ブージルさんの長男で6歳のかんちゃん。子どもの創造力とセンスの良さに脱帽です。かんちゃんが手作りマフラーを販売することになったのは、クリスマスプレゼントに“高級レゴ”をおねだりされたブージルさんが、「せっかくだから」と思い立ち、かんちゃんが趣味で作っているマフラーを「お店で販売してみたら?」と提案したのがきっかけ。ブージルさん夫婦は、東京都練馬区でイベントスペース「東京おかっぱちゃんハウス」を営んでいます。
最初は自信が持てず、「マフラー売らない!」→「売りたい!」を行き来していたかんちゃんですが、いざ販売初日を迎えると「マフラー売ってますよ〜いかがですか〜」と営業をかける商売人っぷり! かんちゃんの手作りマフラー屋さんは、かんちゃんの名前と「あなたも、わたしも“できる”よ!」という意味を込めて「CAN」と名付けられました。
——クオリティの高さに驚きました……! かんちゃんはいつから編み物を始めたのでしょうか?ブージルさん 今年の10月に入ってからなので、現時点で編み物歴は2ヶ月です。保育園で担任の先生に教えてもらったのをきっかけに熱中し、「家でもやりたい」というので、毛糸をたくさん買ってあげました。——編み物歴2ヶ月でこの技術力はすごいですね。色の組み合わせ方も素敵です!ブージルさん 色の組み合わせについては先生も私もリクエストしたことはなく、本人がいいと思った色で作っているようです。色がカラフルなのは、私の描く作品がいろんな色を使っているので、もしかしたらその作品に囲まれて育ったからなのかもしれません。また、自宅には世界各国の手仕事をインテリアとして飾っています。特に先住民族の方が作る手仕事は色彩が豊かです。息子が1歳の時から3歳になるまでにタイ、台湾、アメリカ、メキシコ、キューバを一緒に旅しました。特にタイとメキシコは街そのものが彩りに溢れていますので、影響を少なからず受けているのかもしれませんね。
——「ほしいものを手に入れるために商売をする」を、幼い頃から学べるのは貴重な体験ですよね。ブージルさん 我が子にいつからお金について知識をつけさせてあげるか少々悩ましい時期ではあったのですが、私の幼少期を思い返すと、両親からお金の扱いについて教えてもらったのは小学校に入ってからでした。お小遣いを両親から少しずつもらっていて、そのお金を何に使うかを考える習慣はあったのですが、収入を得ると言う形でのお金の扱いについては経験がほとんどなく、体験として身についたのは、高校生に上がって自身でアルバイトを始めてからだったと思います。仕事をしてお金をもらい、生活基盤を作る大変さを知りました。また、母である私は一度も就職をしたことがなく、19歳でフリーランスのイラストレーターとして活動を始めました。自分で仕事を作り上げていく事は大変な時もありましたが、好きなことを仕事にする喜びの方が断然勝っていた20代だったと思います。現在37歳ですが、絵で生計を立てています。また主人も長男が生まれる前までサラリーマンだったのですが、産後に脱サラして、一緒に古民家をリノベーションしたイベントスペース・東京おかっぱちゃんハウスを営んでいます。
——編み物をしているかんちゃん、とってもイキイキしていますね!ブージルさん 子どもたちには自分の好きなことを1つでも見つけ、本人が情熱を注げることができたらいいなと思っています。必ずしも「好きを仕事にしてほしい」ということではないのですが、社会に大きな変動があった時にも手から生み出せるものがあれば、この不安定な社会でもきっと何か力になってくれると信じています。日本の社会は就職することが最優先とされ、いろんな生き方があることを知らないで育つこどもたちが多い印象です。今でこそ副業が認められるような社会になってきましたが、自ら仕事を生み出すことへの関心やサポート、また理解が他国よりも認識が低いと思っています。だからこそ、私としては、子どもたちには柔軟な心で「やってみたい」と思ったことに、背中を押してあげたい。それは我が子に限らず、世界中の子どもたち、そして大人の皆さんにも伝えたいことです。——自分が作ったものが売れていくようすを見て、かんちゃんはどんな反応をしていますか?ブージルさん 最初は売れるかどうか不安もあったそうですが、大好きなお友達が身につけている姿を見て、とても嬉しそうにしていました。また、購入いただいた際は本当に嬉しかったようです。マフラーは完売したのですが、やる気に更に火がついてオーダーを受けた分(5本)をいま制作中です。——5本も!“CAN”、さっそく大人気ですね。ブージルさん 自分の手から何かを生み出せることは今回経験できたので、自分の「好き」を信じてどこまでも楽しむ気持ちを伸ばしていってほしいです。=====素敵なエピソードをありがとうございました! 何かを叶えるために、自分で作って、自分で売る。小さい頃にはなかなか体験できない、貴重な機会だったのではないでしょうか。かんちゃんの手作りマフラー屋さん・CANの発展を応援しています!
投稿主 Boojil ブージル-おかっぱちゃんTwitter @boojilInstagram @boojil@okappachanhouse@onlyonename_boojil
(マイナビ子育て編集部)<関連リンク>【深い愛を感じる】猫がモニターを見ていると思ったら手を伸ばして…?「大好きなんでしょうね」「愛情深い」【なぜそこで!?】猫たちがプロレスごっこ⇒戦いの舞台がまさかすぎて「娘ちゃん強い」「ニャンコマイスターを受け継いでる」柴犬のお姉ちゃんが可愛すぎる!! 0歳児の密着攻撃に動じない姿がネットで話題「良いお姉ちゃんしてますねえ」「見てるだけで幸せ」
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