日本が誇る「パックご飯」売れてます…コロナで買いだめ・防災備蓄
パックご飯の売れ行きが好調だ。近年は防災意識が高まって備蓄されるケースが増え、コロナ下の買いだめ需要が加わった。コメ全体の消費が減る中、パックご飯は健康志向に応えるなど多様化しており、日本ならではの高品質のインスタント食品として海外でもじわりと人気が広がっている。
お手軽
東京都練馬区のスーパー「いなげや練馬上石神井南店」では、コシヒカリやあきたこまちなど様々なブランドのパックご飯が並ぶ。
200グラム程度が入ったパックは100〜150円ほどで売られ、サイズも豊富にある。
賞味期限が10か月〜1年ほどと長く、電子レンジで2分程度温めるだけで食べられる手軽さが魅力だ。40歳代の主婦は「コロナ下で備蓄が増えた。炊き忘れた時に重宝している」と話す。
いなげや全体の2020年のパックご飯の売り上げは、前年比12・3%増と伸びた。農林水産省によると、20年のパックご飯の国内生産量は前年比6・7%増の22万4430トン。10年前の約2倍に増えた。昨年は外出自粛に伴う買いだめ需要が膨らんだ。
健康志向
パックご飯は、東日本大震災をきっかけに防災意識が高まったことから備蓄用として注目され、一人暮らしの高齢者や学生らにも広く受け入れられた。最近は健康志向ブームで、発芽玄米や麦を取り入れた商品の人気が高い。無添加を売りにしたものもある。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。