順天堂大学練馬病院が、練馬区ではじめてとなる東京都の 地域周産期母子医療センターに認定されました
順天堂大学医学部附属練馬病院(院長:児島 邦明)は、2022年4月より、東京都が認定する「地域周産期母子医療センター」に練馬区ではじめて認定されました。昨年度に開設したNICU/GCUが順調に運営され、多数の出産・新生児を受け入れた実績が評価されました。
“地域周産期母子医療センター”とは
東京都では、出産前後の母体・胎児や新生児医療において、24時間体制で患者の受入れ体制を確保するため周産期母子医療センターを整備しています。周産期母子医療センターには、総合周産期母子医療センターと、地域周産期母子医療センターがあります。
地域周産期母子医療センターとは、産科・小児科(新生児)を備え、周産期に係る比較的高度な医療行為を担う医療機関です。2022年4月時点で都内では14施設が認定されています。
今回の認定に至る経緯
順天堂大学医学部附属練馬病院においては、従来より95%超の病床稼働率で運用しており、練馬区や周辺医療機関から増床ならびに小児・周産期医療の増強を強く要望いただいていました。こうした地域の声を背景に、2021年4月には490床への増床、NICU/GCUの新設、産科手術室の新設を行い、診療機能を大幅に拡充しました。その後、新設したNICU6床・GCU12床を中心に、新生児や28週以上で合併症を有する母体も受け入れてきました。一方で、練馬区には地域周産期センターが無く、周産期医療の地域的な不足が見受けられました。こうした問題に対し、当院の周産期医療向上への努力が認められ、今回の練馬区での第1号認定へとつながりました。
今後も、地域の皆さまの期待に応えられるよう取り組んでまいります。
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