平成29年度下半期の財政状況

 区は条例に基づき、年2回財政状況をまとめています。今回、平成30年3月31日現在の財政状況をお知らせします。

 今回の数値に、5月31日までの出納整理期間中の動きなどを加えた上で、29年度決算として最終的に確定します。決算については、区議会の認定後、11月に公表する予定です。

一般会計

 29年度一般会計の当初予算額は、2514億7723万円でした。


その後、補正予算を3回編成し、総額で23億5397万円を増額しました。
 このため、前年度からの繰越予算額(28年度に計上した経費のうち、事業の完了が翌年度に延びたため、29年度に繰り越した経費)16億6108万円を加えた最終の予算額(予算現額)は、2554億9228万円となりました。
 一般会計における収入済額(収入率)と支出済額(執行率)は、【表1】の通りです。

特別会計

 特定の収入を使って特定の事業を行う場合に、一般会計と分けて経理する会計を特別会計といいます。
 各会計の執行状況は、【表1】の通りです。

【表1】各会計の予算額と執行状況
  予算現額 収入済額・支出済額 収入率
執行率
一般会計 2554億9228万円 収入 2374億 260万円 92.9%
支出 2287億4463万円 89.5%
特別会計 国民健康保険事業会計 775億5143万円 収入 714億2827万円 92.1%
支出 702億7911万円 90.6%
介護保険会計 535億5016万円 収入 511億5968万円 95.5%
支出 471億 430万円 88.0%
後期高齢者医療会計 156億 930万円 収入 149億2485万円 95.6%
支出 154億7626万円 99.1%
公共駐車場会計 5億5075万円 収入 3億1406万円 57.0%
支出 4億6559万円 84.5%

区民負担の状況

 区民の皆さまに負担していただく特別区民税(現年課税分)は、617億5810万円でした。これを区民1人当たりに換算すると8万4608円、1世帯当たりでは16万7862円になります。

基金

 各基金の現在高は、【表2】の通りです。

【表2】基金の種類と現在高
積立基金 特定目的基金 まちづくり基金 9億 671万円
区営住宅整備基金 33億5115万円
福祉基金 3億4774万円
みどりを育む基金 16億7566万円
施設整備基金 178億7881万円
大江戸線延伸推進基金 36億 667万円
文化芸術振興基金 4億 145万円
医療環境整備基金 45億 215万円
財政調整基金 417億8396万円
減債基金 90億5086万円
30年3月末の合計 835億 516万円
29年3月末の合計 745億1451万円
運用基金 用地取得基金 104億5000万円
介護保険給付準備基金 15億3806万円

特別区債

 区債残高と区民1人当たりの残高は、【表3】の通りです。

【表3】特別区債残高の内訳
公園・道路・駐車場の整備など 269億1029万円
学校・図書館・保育園の建設など 161億5142万円
区民施設・体育館・庁舎の建設など 63億1441万円
住民税などの減税による減収分の補てん 27億1027万円
福祉園・特別養護老人ホームの建設など  12億6588万円
30年3月末の区債残高 533億5227万円
30年3月末の区民一人当たりの区債残高 7万3092円
29年3月末の区民一人当たりの区債残高 6万7474円

一時借入金

 一時借入金は、支払資金が不足したときに、年度内に返済する条件で銀行などから借り入れるものです。
 29年度の借り入れはありませんでした。

公有財産の状況

 区が所有している土地や建物など公有財産の状況は、【表4】の通りです。

【表4】公有財産の状況
公有財産 金額 数量など
土地 7634億 48万円 2,941,101平方メートル(敷地面積)
建物 1594億6335万円 1,181,245平方メートル(延床面積)
工作物 107億1212万円 プール、公園施設など
出資による権利 5億 234万円 練馬区環境まちづくり公社への出捐(えん)金など(※注釈)
有価証券 4250万円 株券2,650株
無体財産権 304万円 区公式アニメキャラクター「ねり丸」の著作権など
30年3月末の合計 9341億2383万円  
29年3月末の合計 9315億6273万円  

※注釈:出捐(えん)金・・・区が基本財産として拠出する資金

引用元:練馬区公式ホームページ

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