映画『ハリー・ポッターと死の秘宝』に登場する魔法省のフルスケールセットを初公開

 東京・練馬区のとしまえん跡地に建設中の「ワーナー ブラザーズ スタジオツアー東京-メイキング・オブ・ハリー・ポッター-」(6月16日開業)内で11日、映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』でハリー、ロン、ハーマイオニーが魔法省の職員に扮して潜入する場面に登場した魔法省のフルスケールセットが初公開された。


 映画『ハリー・ポッター』シリーズの撮影で使用されたセットを再現し、衣装や小道具、魔法を生む秘密など、映画制作の裏側を体験することができる同施設は、先行して英ロンドンにもあるが、魔法省のフルスケールセットは東京でしか見られない初もの。

 ハリー・ポッター役のダニエル・ラドクリフのお気に入りだったという魔法省のセット。面積は900平方メートルを超え、壁の高さは9メートル以上もあり、そのデザインはビクトリア朝建築にインスピレーションを得たもので、ラッカー塗装が施された木材でできた何千枚もの緑と赤のタイルが張り巡らされている。これは撮影中、制作に最も時間がかかった手の込んだセットの一つで、建設に22週間かかったそう。大規模で複雑な魔法省のセットを一人の人間が作ろうとすると、20年以上、休むことなく作業を続けなければ完成しないほどだったという。

 それを「スタジオツアー東京」のために、映画シリーズの制作に参加したイギリスのクリエイターたちがそっくりそのまま手作業で新たに作り、東京に運搬して、見事に再現させた。

 ゼネラルマネージャーのトーベン・イェンセン氏も「東京でしか見られない初のセットとなる魔法省を公開できることを大変うれしく思います。ハリー、ロン、ハーマイオニーと同じように実物大のセットに足を踏み入れることができるのは、世界中でワーナー ブラザース スタジオツアー東京だけです」と自信を持って報道陣にお披露目。「魔法使いや魔女たちが作るのを手伝ったわけではありません」とのことだ。

 映画の中では、魔法省の職員たちは通勤するのに、電話ボックスやトイレ、または高さが3メートル近い巨大な暖炉のいずれかからフルーパウダー(煙突飛行粉)を使って移動した。「スタジオツアー東京」では、魔法省の職員たちと同じように暖炉の一つに入り、スモークや照明効果によってフルーパウダーを体中に振りかける、魔法のような体験をした写真や動画を撮影することができる。

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引用元:BIGLOBEニュース

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